クセ強キャラで注目の俳優・神田聖司の挑戦と成長の軌跡

クセ強キャラで注目の俳優・神田聖司

今年、スーパー戦隊シリーズ50周年を記念する作品『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』が放送されています。この新作では、戦士たちが自身の願いを実現するために、時には競い合い、時には力を合わせて悪に立ち向かう姿が描かれています。その中でも、個性的なキャラクターが揃う中、特に注目されているのが暴神竜儀を演じる神田聖司です。

弱冠31歳で挑む新しい役

暴神は、盲目的に信じる巨神テガソードのためにグランドピアノを担いで登場し、「テガソード賛歌」を弾きながら歌うという強烈な印象を残します。SNS上では「キャラが強すぎ」との声が上がり、神田聖司の存在感が話題となっています。

中学生時代、夢を諦めた日

千葉県に生まれ育った神田は、子供の頃から兄たちの影響で野球に夢中でした。しかし、ある日偶然に大手芸能プロダクションからスカウトされた際、父親からの「本当にやりたいのか？」という質問に戸惑い、その機会を逃してしまいます。この出来事は心に残り続けることになります。

大学時代、自分の夢を再確認

高校ではバスケットボール部に入り、楽しい生活を送るものの、大学に進学する頃、教員になることに対する迷いが生じます。遂に、自分の夢を追う決意をし、俳優を目指すことに。一度は諦めた道を再び歩き始めます。彼の母が保管していたスカウトの名刺をきっかけに、履歴書を送り続ける日々が始まります。

東京での舞台への挑戦

神田の俳優としての道は簡単ではありませんでした。彼が初めて出演した舞台『男水！』では、役名もなくアンサンブルとして苦労しますが、その経験を経て、徐々に人気舞台『ハイキュー』にも出演。しかし、なかなか大きな役を得られず、自身の個性を模索する日々が続く中、「クセや個性がない」と指摘されることもありました。

俳優としての覚悟

数々のオーディションに挑戦するも、なかなか結果を出せない中、2022年に『てっぱち！』に出演し、しっかりとした役を掴みます。続いて『忍者に結婚は難しい』や『あたりのキッチン』でも出演し、徐々に評価を受け始めました。

そして『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』へ

31歳でダントツ年上のヒーローとして『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のオーディションに合格。今までの努力や経験を存分に活かし、ひたむきに演じきります。忙しい毎日の中でも、 younger membersと共に成長し続ける姿勢を忘れません。

「自分ができることをただ精一杯やるだけ」と語る彼は、現場での楽しさを実感しながら、視聴者に夢を与えようと日々邁進しています。彼の姿勢に、多くのファンが支持を寄せている理由が見えてきます。