横須賀市の取り組み「全校一斉カレーの日」
2025年1月31日、横須賀市が誇る「カレーの街」の名にふさわしいイベントが初開催されます。この日、すべての横須賀市立小学校、中学校、特別支援学校にて、ニッポンフードシフトの一環として「カレーライスから日本を考える」授業が実施されます。これは子どもたちに食の大切さを伝える素晴らしい機会とし、地域の食材を利用した料理が提供される予定です。
ニッポンフードシフトとは?
ニッポンフードシフトは、農林水産省が推進する国民運動であり、日本の食や農業についての意識を高めることを目的としています。その中でも「カレーから日本を考える」というテーマは、身近な食文化を通して農業の重要性や食の自給率を考えるきっかけを提供するために設けられました。この運動は消費者と生産者が一体となって、日本の食未来を考えることができるようにするためのものです。
カレーライス授業の内容
「全校一斉カレーの日」では、約27,000食のカレーが提供され、子どもたちが楽しく食について学ぶ授業が行われます。具体的には、横須賀市立高坂小学校の5年生を対象に、カレーの歴史や横須賀の食文化について話し合い、実際にスパイス調合体験も実施されます。また、地域の野菜がたっぷりと使われた「よこすか野菜のカレー」や「たこともち麦のサラダ」が登場し、給食の時間に美味しい思い出を届けます。
上地市長のコメントも
先日、この取り組みに合わせて横須賀市の上地克明市長が表敬訪問を受け、地元の野菜を使ったカレーやサラダの試食を行いました。市長はその味わいについて「非常に美味しく、地域の食文化を深く理解するための素晴らしい機会である」と語っています。
食材の使い切りをテーマに
なお、今回のメニューづくりでは食材の使い切りも重要視されています。キャベツの外葉や芯など、普段は捨てられてしまう部分を活用することで、無駄を省くレシピが考案されています。「食育の一環」としても大変意義のある試みです。
未来へつながる食の授業
ハウス食品株式会社は、ニッポンフードシフトを通じて、地域社会と協力しながら次世代を担う子どもたちに食の大切さを伝える活動に力を入れています。今回の取り組みを通じて、多くの子どもたちが食材や食文化についての関心を深め、未来につながる食育が実現されることが期待されます。
このような取り組みが横須賀市で実施されることは、地域の活性化に大いに貢献するだけでなく、日本全体の食文化の重要性を再認識させるきっかけにもなります。今後の進展が楽しみですね!