トレンダーズが韓国市場でJ-Beautyブランディングを強化する新プロジェクト

トレンダーズとGlowdayzのコラボレーション

日本の美容ブランドの韓国市場におけるプロモーションを支援する新たな取り組みとして、トレンダーズ株式会社が韓国の子会社Glowdayz社と協業を開始しました。このプロジェクトに合わせて、韓国の美容関心層から見た「J-Beauty」に関する調査も実施され、韓国市場でのJ-Beautyの立ち位置や拡販の可能性が探られています。

韓国最大のビューティプラットフォーム「GLOWPICK」

Glowdayz社は、韓国国内で化粧品の商品情報やユーザーの口コミを提供するビューティプラットフォーム「GLOWPICK」を運営しており、韓国の化粧品ブランドに対して豊富なマーケティング支援を行っています。今回の協業では、こちらのプラットフォームを通じて、韓国でのSNSを活用したマーケティング戦略の立案と実行を行い、日本の美容ブランドの韓国進出を支援します。

J-Beautyブランドの拡販支援の狙い

トレンダーズとGlowdayzの強みを活かすことで、日本の美容ブランドが韓国市場でより効果的に浸透することが期待されています。両社は日韓の美容インサイトへの理解を元に、効果的なマーケティングアプローチを模索し、韓国の消費者にアピールする戦略を展開していく予定です。特にSNSを介したプロモーションは、若い世代を中心に効果的な情報発信が可能です。

調査結果の概要

さらに、韓国の美容関心層に向けた調査結果も興味深いものとなっています。「J-Beauty」という言葉は主にメイクアイテムを指す認識が強く、94.9%もの人が日本のメイクアイテムを購入した経験がある一方で、スキンケアアイテムの購入経験は65.1%にとどまっています。このことから、韓国市場ではスキンケアに対する認知度が相対的に低いことが伺えます。

スキンケアへの課題

調査では、スキンケア製品に対する興味の低さの理由として、「試せる機会が少ない」や「コスト面がネック」という意見が多く寄せられました。今後、韓国市場に適したローカライズされたコミュニケーションが求められるでしょう。

一方で、韓国の美容関心層の中には「韓国未発売の日本ブランドで試してみたいアイテムがある」との声も多く、約48.6%がその希望を持っています。これは、J-Beautyへの興味と期待が依然として強いことを示しています。