玉川大学との連携プロジェクトが新しい食の価値を創造
近年、私たちの「食」に対する考え方が大きく変わりつつあります。その中で、ユニファースト株式会社が玉川大学との共同プロジェクト「New-Have」を立ち上げ、新たな食体験の価値を生み出す取り組みを進めています。
プロジェクトの概要
2025年10月から始まったこのプロジェクトは、玉川大学芸術学部アート・デザイン学科の3年生11名との産学連携によるものです。昨年度の第一回目には、「まんぷくあにまるぽーちキーホルダー」という最優秀案が商品化され、今年度もその成果を受け継いでいます。
そこで、取り上げられたテーマは「New-Have(新しい“食”のかたち)」。このテーマは、日常の食事や飲み物を持ち歩き、保存する行為を新たな視点から捉え直し、新しい価値提案へとつなげるものです。
中間発表での学生の革新性
11月14日には、学生たちのアイデアが集まる中間発表が行われました。出されたいくつもの提案の中には、食にまつわるユニークな発想が見られました。例えば、食べることや飲むことを体験として楽しむためのアイデアが多く、その視点が特に際立っています。
発表会にはユニファーストから開発本部長の花畑嘉一氏とデザイン部長の湯浅将史氏が参加。彼らは学生からのスケッチを基に、素材、構造、強度、量産性といった実務的な観点から具体的なアドバイスを行い、使用シーンの提案を通じて学生たちの企画をさらに進化させるお手伝いをしました。
創造的なプロセスの重要性
中間発表後、学生たち間ではフィードバックをもとに互いにアイデアを提案し合い、さらなるブレインストーミングが行われました。このプロジェクトの特徴は、学生同士の対話を通じて新たな発想が生まれることです。当社からのフィードバックが起点となり、学生自身が主体的に企画を高めていく姿勢が見受けられます。
最終提案と商品化の未来
12月19日には最終プレゼンテーションが予定されており、そこで選ばれた案は2026年度の商品化に向けて進められます。ユニファーストと玉川大学の共同プロジェクトを通じて、学生たちのクリエイティブな力と技術が融合し、社会に新たな食の価値を提供することが期待されています。
また、ユニファーストでは企業のオリジナルグッズやSDGsに配慮した商品開発にも力を入れており、今後も新しい価値を生むプロダクトづくりに挑戦し続ける方針です。
このような取り組みは、学生にとって貴重な経験になるだけでなく、社会全体にとっても大きな意味を持つものです。未来の食の形がどう進化していくのか、今後の発表を楽しみにしたいと思います。