岩瀬コスファがCITE JAPAN 2025アワードで銀賞を受賞!
化粧品業界が転換期を迎えている中、岩瀬コスファ株式会社が「第12回化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2025」で、素晴らしい成果を上げました。同社の開発した「ウニ状酸化チタンST-750」が、環境部門において銀賞を受賞したのです。これを機に、日焼け止めの新たな可能性が広がります。
環境への配慮が求められる時代
過去数年間、化粧品業界では環境への影響が問題視されています。特に、欧州を起点にその意識は広がりを見せ、中国やASEAN諸国、日本へも浸透しています。日焼け止め製品に使われる紫外線吸収剤の海洋環境への影響についての懸念が高まっています。
企業は、より環境に優しい製品の開発を求められています。そんな中、「ウニ状酸化チタンST-750」は、効率的に紫外線を防ぐ新しい選択肢を提供します。この成分は、紫外線吸収剤の使用を抑えながらも高い防御効果を実現する可能性を秘めています。
ウニ状酸化チタンST-750の特長
「ウニ状酸化チタンST-750」は、粒子径1μmの大粒径が特徴です。これにより、滑らかな感触と高い透明性を持ち、日焼け止め製品に非常に適しています。これ単体では紫外線防御効果は低いものの、吸収剤と併用することで「SPFブースター」としての効果を発揮します。
具体的な効果
1.
近赤外線をカット
- 直射日光下で肌温度の上昇を防ぎ、じりじりとした不快感を緩和します。
2.
SPFの向上
- 紫外線吸収剤と合わせることで、SPF値を高めることが期待できます。
3.
高い透明性
- サンスクリーン製品に欠かせない透明性を持っています。
4.
滑らかな感触
- 1μmの粒子がきしみを抑え、快適な使用感を提供します。
これにより、ST-750はノンケミカル処方でも「SPF50+/PA++++」を実現できるのです。まさに、環境にも配慮した新しい日焼け止めの選択肢です。
CITE JAPAN 2025アワードについて
CITE JAPANでは、出展された多くの原料や製品の中から、特に革新性、サステナビリティ、ユーザビリティに優れたものに対してアワードが与えられます。審査委員によって各部門から5社が選ばれ、その後来場者の投票によって受賞者が決まります。
まとめ
岩瀬コスファの「ウニ状酸化チタンST-750」は、サステナブルな化粧品業界の未来を切り開く存在になることが期待されます。環境を考慮しつつしっかりとした紫外線防御を実現するこの成分は、今後の化粧品開発において非常に重要な役割を果たすでしょう。私たちもより地球に優しい製品選びを意識し、未来の美を楽しんでいきたいですね。