江戸東京野菜を使った高校生料理コンテスト2025が開幕!
JA東京中央会が主催する「~江戸東京野菜~都内高校生料理コンテスト2025」が今年も開催されます。これは、東京都内の高校に通う生徒を対象にした料理コンテストで、江戸東京野菜や東京産の農産物の魅力を学び、感じる貴重な機会です。コンテストの主な目的は、江戸東京野菜の歴史や文化を次世代に伝え、未来へ受け継ぐことにあります。
今年の課題食材は「治助イモ」
今年のテーマは「治助イモ」。江戸時代に日本に初めて伝来したと言われるこのジャガイモは、奥多摩町で育てられ、味わい深く、粘り気が強い特徴が魅力です。この特性により、煮崩れしにくく、さまざまな料理に適しています。参加者はこの「治助イモ」を主な食材にしたオリジナルレシピを考案し、料理の腕を競います。
コンテスト参加の条件
料理コンテストの応募資格はあり、東京都内の高等学校・高等専門学校に通う生徒(個人または3名までのチーム)です。オンラインでの動画視聴が可能で、料理技術を学ぶ姿勢と、10月13日に行われる実技審査会に参加する意欲が求められます。挑戦するためには、以下の条件を満たす必要があります。
1.
新しいレシピの開発: 「治助イモ」を使用したオリジナルレシピのみが対象。
2.
時間管理: 下準備から盛り付けまで90分以内で完結。
3.
量: 4人前で「治助イモ」200g以上が必須。他の食材は江戸東京野菜以外でもOKです。
4.
コスト: 材料費の上限は2,000円。
5.
チーム参加: 同一校内に限定。
6.
作品数: 一人もしくは一チームで1作品限り。
コンテストの流れとスケジュール
参加者は、まず江戸東京野菜についての学習動画を視聴し、エントリー期間(6月2日から6月30日)内に応募します。「治助イモ」の無償提供が行われ、7月10日頃から配布が開始されます。その後、オリジナルレシピを開発し、7月10日から9月5日までに作品を提出。9月25日には書類審査の結果が発表され、優秀な8作品が選ばれます。
続いて、10月13日に実技審査が行われ、会場で選ばれた作品を調理・プレゼンテーションします。最終的には、優秀作品の表彰式が開催され、金賞、銀賞、銅賞、特別賞が用意されています。金賞には3万円のAmazonギフト券も!
江戸東京野菜への思い
江戸東京野菜は、江戸期から続く東京の野菜文化を継承した在来種で、現在52品目が認証されています。農業を取り巻く課題が厳しい中、高校生たちがこの豊かな食文化に触れ、体験することは重要な意味を持つでしょう。このコンテストを通じて、参加者は新たな発見とともに、自らのアイデアを形にするチャンスを得ることができます。
さあ、「江戸東京野菜」と「治助イモ」をテーマに、若き料理人たちの熱い戦いが幕を開けます!