正月太りをフル活用!自然解消の秘密と週末リバウンドの対策
正月の期間は、美味しいものが目白押し。気がつけば体重が増えてしまっていた、なんて経験はありませんか?最近、東京大学発のヘルスケアスタートアップのissin株式会社が行った調査によると、正月太りの多くは1月末までに自然に元の体重に戻ることが分かりました。その割合は驚きの84.8%!しかし、体重が戻らなかった人に共通しているのは、「1月の週末」における体重の増加です。これを「週末リバウンド」と名付け、その解消法を探ってみましょう。
1. 正月太りは一過性の現象
調査結果によると、全体の64.2%の人が正月前後で体重が1%増加しました。つまり、体重60kgの人であれば600g以上の増量です。そして、この増加を経験した人の84.8%は、1月末までに元の体重に戻ることができたと報告しています。正月太りは実際には一過性の変動であり、日常生活に戻ることで元に戻る場合がほとんどです。
2. 週末リバウンドとは?
体重が戻らなかった人と戻った人を比較したところ、両者の差は平日ではなく、週末の体重の動きに明確に表れていました。体重が戻らなかった人は、平日には平均して0.05%ずつ体重が減っているものの、週末になるとその減少分が打ち消されていることが判明しています。これは、週末の食事の過剰や運動不足が原因です。特に寒い冬の時期は、活動量が低下しやすく、週末に過ごす時間の中で「食べ過ぎ」や「運動不足」の傾向が強まりがちです。
3. 管理栄養士が提案する習慣
これらの「週末リバウンド」を防ぐための3つの習慣を、管理栄養士の視点からご紹介します。
(1) 週末も平日と同じ生活リズムを保つ
就寝・起床時間を一定に保つことで、体内時計が安定し、食欲や代謝の乱れを未然に防ぐ効果があります。週末の朝寝坊や夜更かしは「週末時差ボケ」を引き起こし、結果的に体重を増加させる要因となります。
(2) 食事と活動量を維持する
食事量を減らしすぎないことが重要です。胃腸が疲れている正月明けは消化能力が低下しやすいですが、週末だからといって食事量を増やさないことで、体重の戻りを妨げることを防ぎましょう。また、平日同様の活動量を維持することも大切です。日常生活の中での運動を意識的に行うことが、むくみの解消や代謝の維持に繋がります。
(3) 無意識に体重を測る習慣を
体重計に乗ることで、思った以上に増えていないことに気づく場合があります。「スマートバスマット」のような便利なツールを使えば、お風呂上がりに簡単に体重を測定できるだけでなく、無理なく健康的な習慣を続けることができます。
このように、正月太りを乗り越えるためには、日常生活の中での小さな工夫が重要です。特に「週末」のリズムを見直すことで、驚くほどスムーズに体重を元に戻すことができるのです。新年の目標を達成するためにも、生活習慣を見直し、日々の健康を大切にしましょう!