昭和の懐かしさを感じる「hibi」の新しい挑戦
人気のお香「hibi」を製造している神戸マッチ株式会社が、6月3日からレトロなマッチ箱デザインのコラボグッズを発売します。このプロジェクトは、M.D.F(マッチデザインファクトリー)と名付けられ、古き良き昭和の時代に製造されていたマッチ箱デザインの復刻に焦点を当てています。どこか懐かしいデザインに、現代の生活に合った新しい楽しみを加える試みです。
M.D.Fプロジェクトの背景
M.D.Fは、2009年に神戸のトランクデザイン株式会社とのコラボレーションで始まりました。レトロで大胆なマッチ箱のデザインを現代に蘇らせ、人々に楽しんでもらうことが目的です。この試みはすぐに話題となり、当時のテレビ番組でも紹介されるほどの反響を呼びました。今般のコラボレーションは、さらなる進化を遂げ、実際に「hibi」ブランドの形成にも寄与しています。
新商品ラインナップ
今回登場する「M.D.F レトロマッチ」は、全36種類で各440円(税込)。マッチの形状は昔ながらの並型で、どの家庭にもあった懐かしいデザインをそのまま再現しています。商品は2個組で、M.D.Fオリジナルの化粧箱に入れて販売されます。さっそく気になるデザインをいくつかご紹介します。
Aシリーズ、Bシリーズ、Cシリーズ...
- - Aシリーズは「桜」と「三美人」など、色彩豊かで美しいデザイン。
- - Bシリーズでは可愛らしい「黒猫」や「ブルドッグ」が描かれ、人目を引くデザインが揃っています。
- - Cシリーズは「月と太陽」や「船」のモチーフがあり、旅情を感じさせるものばかり。
全72柄の中から、異なるデザインの2個組を楽しめるこのラインは、単なる消耗品を超え、ストーリーを感じることができる小道具として新たな価値を提供します。
Tシャツも登場
さらに6月下旬には、レトロマッチデザインをプリントしたTシャツも登場します。100%USコットン製で、SからXLまでのサイズ展開があり、価格は各5,940円(税込)です。こちらは受注生産となっており、お届けに約3週間を要するため、早めのご注文をおすすめします。
お香としての使い方
これらのレトロマッチは、もちろんお香やキャンドルの着火具として利用可能です。また、アウトドア用品や防災アイテムとしても役立ち、コレクターアイテムとして楽しむこともできます。過去の製品に対する新しいアプローチとして、単なる道具でなく、感性を刺激するアートピースとなることでしょう。
神戸マッチの歴史
神戸マッチ株式会社は、1929年に設立され、兵庫県姫路の伝統的なマッチ製造業を継承し続けています。家庭向けのマッチだけでなく、企業や飲食店の広告媒体としても活躍しており、国内外に広がる「hibi」の成功例もその一つです。2023年には東京にコンセプトストアもオープンし、さらなる展開が期待されています。
このプロジェクトを通じて、レトロなデザインの美しさや、お香「hibi」の魅力を再発見し、楽しむきっかけになればと思います。新たなライフスタイルの一環として、ぜひお香と共にレトロマッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。