若き才能同士が語る音楽への情熱と憧れの関係性とは

音楽の情熱が交錯する二人の対談

若干18歳でありながら、すでにシーンでの存在感を示すPxrge Trxxxper（パージトルーパー）が、かつての憧れのアーティスト042ghxst（オーフォートゥゴースト）との対談を行いました。このお二人は先日、スラムフッドスターから発表された「IKETENNA」のミュージックビデオで共演し、お互いの音楽について深掘りした時間を過ごしました。彼らの一語一語からは、若さや熱意、そして未来への期待感が溢れ出ていました。

初対面の印象

Pxrge Trxxxperは、初めて042ghxstに出会った際の印象を「やば、本人じゃん！」と率直に表現します。若干の緊張を抱えつつも、彼の才能に圧倒されたと語る彼に対し、042ghxstは「すごい落ち着いたやつ」という感想を持ったとのこと。お互いに初めての印象は違えど、互いのバイブスや存在感を強く感じ取ったことは間違いありません。

「MADEBY042 Vol.1」のイベントが初対面となった二人。その後、様々なサブカルチャーが交錯する立川や八王子のイベントを通じて、彼らの距離は次第に縮まり、互いの印象やスキルを共有する関係へと発展していきました。特にPxrge Trxxxperは042ghxstから多くの影響を受けていると告白します。

改名の意図

042ghxstが旧名「₩」から新たに改名した背景には、彼が感じた自身の音楽への限界があったといいます。「₩の名義のキャリアに限界を感じた。中毒だった頃の自分の曲はもう聴けないと強く思った」と語り、自らが手にしたものを地元に還元する一環として新しい名前を選んだことを明かしました。こうした思いのもと、新たに名付けられた「ghxst」は幽霊を意味し、「₩は死んだ」という二重の意味が込められています。

お互いの魅力

お互いについて語る中で、Pxrge Trxxxperは042ghxstのフローやライブスタイルを意識し、学び続けていると述べています。「彼の歌詞や音楽全体が、ひとつの作品として素晴らしい」と評価します。一方、042ghxstはPxrge Trxxxperの新しさや独自性を讃え、特に彼が持つ斬新なリリックとフローが注目を集めると賛同します。

制作の哲学

対談は音楽の制作に関する哲学に話が及びました。Pxrge Trxxxperは、「特に意識はしない」と言及しつつも、「その場で直感的に動く」という自らのやり方を貫いていると語ります。以降、042ghxstは自身の「絶対妥協しない」姿勢を強調し、制作時の神経質な一面を明かしました。彼は、アイデアやフローを即座にメモする習慣を持っており、瞬間の感情を音楽として表現することを重視しています。

ミュージックビデオ「IKETENNA」への期待

二人が共演したミュージックビデオ「IKETENNA」は、若い世代の音楽シーンにおいて重要な作品となる予感を感じさせます。互いの魅力を引き出し合い、融合した作品がどのように受け入れられるのか、多くのファンが注目しています。彼らの情熱がどのように音楽に表現されるのか、今後の活動が楽しみです。

二人の未来に期待が高まる中、互いを支え合う仲間としての姿勢や、音楽への情熱が垣間見える対談となりました。