子どもたちのビジネス挑戦
2026-06-04 12:05:58

江戸川区の子どもたちが挑戦した「本物のビジネス」とは?

子どもたちの起業家教育が生んだ奇跡の物語



江戸川区の子どもたちが起業家教育の最前線に踏み込んだプロジェクトが、驚きと感動を呼んでいます。NPO法人「らいおんはーと」が運営する「子ども食堂 ぬくぬく」で、実際にビジネスを学び、自ら企画・販売したオリジナルカヌレ「カヌくぬくレ」が、その舞台。2026年4月26日に開催された「キッズぬくもりCafe」では、12名の小中高生が自ら執筆した7,000字のプレゼンテーションを通じて、未来の経営者としての姿を堂々と発表しました。

自立型教育の実践



従来の子ども食堂の枠を超え、NPO法人「らいおんはーと」は、株式会社SHARE EATの協力を得て、子どもたちの社会での生き抜く力を育む教育に力を入れています。このプロジェクトは、単なる職業体験ではなく、子どもたち自身が主体性を持ってビジネスの各プロセスを実践する、「リアルな起業家教育」なのです。

市場調査から商品開発まで



プロジェクトの始まりは、子どもたちが市場調査を行ったこと。渋谷での調査を通じ、通行人にどのお菓子が人気かを尋ねました。「日曜日は特に30代〜40代の女性や老夫婦が多い」という貴重なデータが集まり、最終的にターゲットを「20代〜40代の女性」に絞り込むことに成功しました。その結果、「カヌレ」に商品を決定し、持ち運びやすさと高級感を両立させることができました。

寒天ゼリー派とカヌレ派の対立がありましたが、議論を重ね、子どもたち全員が納得する形でカヌレに決定。最終的には、全員が協力して合計7回の試作を重ねることで、クオリティを向上させていきました。

工場選定と原価計算の苦労



製造の過程では、子どもたちが工場選定にも自主的に挑戦。費用や納期を考慮し、最終的には大阪の工場を選ぶことになりました。「1円の重み」を痛感しながら行った原価計算は、多くの試行錯誤の末、成功を収めました。

テレアポから販売戦略まで



広報部門では、プレスリリースを作成し、新聞社やテレビ局へのテレアポに挑戦。緊張しながらも「私たちの活動を知ってほしい」という思いで交渉しました。販売戦略においても、これまでの経験から柔軟に調整をし、イベント会場での活気ある呼び込みや、百貨店でのマナーを守って接客しました。努力の甲斐もあり、イベント当日は110個を一瞬で完売。

発表会での素晴らしい経験



「キッズぬくもりCafe」では、自らの名刺を使って名刺交換を行い、経営者たちを前に堂々とプレゼンテーションを行いました。経営者からの高評価も続出し、全体の平均評価は4.6点(5点満点)。子どもたちの努力や挑戦が大きく評価された瞬間でもありました。

結果と未来への期待



プレゼン後のフィードバックでは、「挑戦する力」や「チームワーク」がどれほど成長したかが明らかになり、子どもたちには「新しい挑戦への恐怖がなくなった」との声が。将来の子どもたちが経済社会の一員として活躍できるよう、さらに多くの子どもたちが未来に向かって挑戦し続けることが楽しみです。

このプロジェクトは、ただ単に商品を販売するだけでなく、未来の起業家や社会の一員となる子どもたちが、持つ力を引き出すきっかけとなることでしょう。


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