日本の伝統工芸を世界へ伝える物語運輸の挑戦
物語運輸株式会社は、東京都千代田区に本社を構える企業で、なおかつ「物語の力で日本の伝統文化を世界に広める」ことを使命としています。彼らは、世界最大のクラウドファンディングプラットフォーム「Kickstarter」を利用して、日本の工芸品や伝統技術を海外市場に紹介し、その価値を再発見させる新たなプロジェクトを展開しています。
新規パートナーシップの募集
このたび、物語運輸は「Kickstarterプロジェクトのスカウティングパートナー」を募集することを発表しました。第一号パートナーには株式会社ジェーエムエーシステムズが名乗りを上げ、物語運輸のビジョンに共感し、共に進化していく意向を示しています。この連携によって、今後のプロジェクト創出とグローバル展開が加速されることが期待されています。
世界市場のニーズを捉える
近年、「メイド・イン・ジャパン」への関心は高まっており、インバウンド需要の回復と共に、日本の伝統工芸品にも新たな光が当たっています。物語運輸では、自己製作のショートムービーや、訪問・滞在体験を通じて、地域文化への共感を醸成し、次第にそれを自社EC「ナラティブ・プラットフォーム」へと導きます。こうした仕組みを通じて、顧客との強い感情的なつながりを作り出しています。
物語設計とファン形成
物語運輸の強みは、単なる商品の販売ではなく、背景にある物語(ナラティブ)の重要性を認識している点です。このような考えに基づき、彼らはクラウドファンディングと自社ECを結びつけたグローバル販売モデルを確立しました。過去のプロジェクトでは、高品質なクラフトプロダクトや、文化や哲学に共感を持つ層へのアプローチが効果を発揮し、多くの海外支援者から高い評価を得ています。
スカウティングの重要性
今後は、新たなパートナーとの共創を目的とした「スカウティング」がさらに重要となってきます。物語運輸では、クラウドファンディングを通じて得られるさまざまな独自のストーリーを共に掘り起こし、それを世界に発信するための仲間を求めています。具体的な応募方法や詳細は、物語運輸の公式ホームページをご覧ください。
代表・五十嵐勇氏の思い
物語運輸の代表、五十嵐勇氏は「Made in Japan」に込められた職人たちの情熱や知恵を、未だ十分に世界に伝えられていない現状を憂いています。そのため、彼らは日本各地に隠れた優れたプロダクトを発掘し、物語と共に未来へとつなげていくことに力を注いでいます。
ジェーエムエーシステムズの役割
第一号パートナーとして参画した株式会社ジェーエムエーシステムズの加納信太郎氏は、彼らが持つIT技術やECの専門知識を活かし、物語運輸のビジョンを実現するための支援を約束しました。このコラボレーションにより、物語運輸が推進する伝統工芸品の海外市場での展開が一層加速すると期待されています。
物語運輸について
物語運輸株式会社は、地域の魅力を活かしたプラットフォームを通じて、日本の伝統文化を世界に届けることに全力を尽くしています。少子高齢化や東京一極集中という厳しい現状の中でも、彼らは新たなエコシステムを形成し、日本の誇りである伝統工芸を守るための挑戦を続けています。