元コンビニ店員から国際的アーティストへと成長したICEの挑戦

元コンビニ店員から国際的アーティストへ成長したICEの挑戦

かつて、岡山県のコンビニで働いていた一人の青年が、今やアジアのファッション・エンターテインメント市場で注目を浴びる存在に成長しています。その名はICE（佐々木啓行）。彼は、DJ・モデル・起業家としての新たな挑戦を始め、世界的舞台での活躍を目指しています。

ICEの軌跡

ICEは1995年に岡山県で生まれました。幼少期からいじめに遭う中、空手を始め、全国大会にも出場するほどの腕前を持つようになります。その後、地元の国立大学に進学し、株式会社セブンイレブン・ジャパンに就職。しかし、彼の心の中には常に「芸能人になりたい」という思いがありました。6年間コンビニ店員として働いた後、ついにその夢を追いかけるために東京へ上京します。

上京後、彼はInstagramを利用し、自らの存在をアピール。フォロワー数が18万人に達する頃、所属事務所のelite Japanに面接を受けましたが、身長の問題から不合格に。しかし、彼は諦めず、再度挑戦。代表に直談判し、ついに所属が決まるのです。

世界への扉が開かれる

現在、ICEはDJとしての活動だけでなく、Ami Paris、PRADA、Swarovskiといった海外のハイブランドに関わるモデル業務も遂行しています。特に、DJとしてのフォロワー数はDJ社長やEXILEの白濱亜嵐に続き、日本国内で第4位に輝くなど、目覚ましい成果を収めました。

さて、ICEの新たな一歩が、この度発表されました。彼は、世界的に有名なモデルエージェンシー「QUEST Artists & Models」と正式契約を結び、香港を起点にアジア全域で活動の場を広げる方針です。この契約は、2025年12月から本格始動する予定です。

新しい時代の波に乗る

elite Japanの代表、黒田美耶氏は、「ICEは国内外のファッションブランド、広告、音楽シーンで活躍しており、アジア市場が最重要エリアとなる中、此次の香港進出は大きな一歩である」と語りました。確かに、今のデジタル時代においては、場所にとらわれずに夢に向かうことができる時代とも言えます。

ICEの挑戦は、まさに「SNSから世界へ、ローカルからグローバルへ」という彼自身のストーリーを体現しています。その姿は、多くの人々に勇気を与えることでしょう。