フェラガモ2025秋冬
2025-03-07 16:32:19

フェラガモが魅せる2025年秋冬コレクションの舞台裏とは

フェラガモが発表した2025年秋冬コレクション



3月1日、イタリアのミラノで行われたフェラガモの2025年秋冬コレクションは、ダンスの世界からインスピレーションを受けた内容が話題になっています。デザイナーのマクシミリアン・デイヴィスが手掛けたこのコレクションは、特にドイツの「Tanztheater」に影響を受けており、日常的なドレスにエレガンスと軽やかさを加えた仕上がりが特徴です。コレクションには、1920年代のドイツ表現主義舞踏と、1980年代の復興を反映したデザインが盛り込まれています。

ダンスから得たインスピレーション



デイヴィスは、1920年代という激動の時代に抗って自由な空間を求めた人々の姿を通じてインスピレーションを受けています。ストレートカットのシルクスリップには、ドロップウエストのレースアップリケが施され、ムートンのストリップがデザインに取り入れられています。また、実用性を重視したレザーウェアやテーラリングのディテールも、当時のユニフォームを彷彿とさせるものです。

作品に込められた「違和感」



デイヴィスは、“日常的なものに少しだけ不穏な要素を加えること”がコレクションの核であると語ります。この違和感こそが、1970~80年代の「Tanztheater」における復興運動に触発されたものであり、今もなお鮮烈な印象を与え続ける力を持っています。

自由とエレガンスの融合



コレクション全体には、自由な表現とエレガンスの間での情熱的な対話があります。サテンのトレンチコートは体にフィットし、やわらかいカシミアや光沢のあるレザーが組み合わさることで、時代を超越した美しさを実現しています。さらには、あらゆるシーンにふさわしい花やフォルムが展開され、視覚も楽しませてくれるでしょう。

シューズとアクセサリーの進化



1980年代に経た豊富な花柄は、靴の新デザインにも生かされています。オーガンザ、レザー、サテンといった素材を使って表現された花々は、アーモンドトウのパンプスやストラップ付きサンダルに見事に取り入れられています。また、サルヴァトーレ・フェラガモのアーカイブからインスパイアを受けた革新的なシームレスシューズも登場し、未来的なフォルムが話題です。

メンズコレクションでは、クラシックなブローグシューズやブーティがジップのツイストで新たな解釈を施され、重厚なグレインレザーの質感とのコントラストが楽しめます。特に注目したいのは、オーガンザの花があしらわれたイブニングバッグや、ボディ全体にベルトを巻き付けた新たなアイコンバッグ「Hug」です。豪華な羽根付きポーチや、秋冬にぴったりなワンショルダーモデルも見逃せません。

このように、フェラガモの2025年秋冬コレクションは、ダンスからインスパイアを受けたクリエイティブなアプローチと、過去へのオマージュを見事に融合させた作品となっています。これからの季節に向けて、ぜひ注目したいコレクションです。


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