ファンケルが提案する更年期支援プログラム
2025年6月14日、株式会社ファンケルは「女性の更年期を健やかに過ごすために高尾先生が教える更年期セミナー」を横浜市のタカシマヤローズホールにて開催しました。当日は厳しい天候にも関わらず、320名の応募の中から選ばれた63名が参加し、内容の濃いセミナーとなりました。
セミナーの背景と目的
このセミナーは、昨年からファンケルが始めた「FANCL MENOPAUSEACTION」という女性の健康に焦点を当てたプロジェクトの一環です。更年期というテーマは、女性にとって非常に重要なフェーズであり、適切な知識とサポートが求められています。セミナーの冒頭では、神奈川県政策局からの挨拶が行われ、この活動の意義が強調されました。
高尾先生の講義
講師の高尾美穂先生は、医学博士で産婦人科医という経歴を持ち、女性の健康問題に深い知見を有しています。彼女の講義は「女性の更年期を健やかに過ごすために」というテーマで、以下のような内容が盛り込まれました。
性差の理解
高尾先生は、男性と女性の違いについて「縮められる性差(社会的性差)」と「縮められない性差(生物学的性差)」の重要性を解説しました。特に、後者を理解することで、社会における女性の役割や経済的な背景における女性の地位向上が図られることが強調されました。
更年期の理解とサポート
次に、医学的観点からの女性のライフサイクルや健康についての解説がありました。更年期は自然な現象ですが、それに伴うさまざまな症状は多くの女性の生活に影響を及ぼしています。高尾先生は、具体的な対策やケア方法にも触れ、更年期に関する理解を深めることの重要性を訴えました。
さらに、少子化が進行する中で、女性の就労人口を増やすことが急務であるにもかかわらず、更年期がその障害になっていることを指摘しました。これは社会全体の問題であり、個々人がこの問題に気づくことが解決への第一歩であると論じました。
参加者へのメッセージ
講義の締めくくりでは、「自分でできることを前向きにする、とりあえずやってみる、笑顔で過ごす」というメッセージを参加者に伝え、高尾先生は前向きな姿勢の重要性を強調しました。その後の質疑応答も非常に盛況で、多くの参加者が自らの疑問に答えてもらうことができ、活気のある雰囲気のままセミナーは終了しました。
セミナーのアーカイブ視聴について
このセミナーは、短期間ではありますがアーカイブ視聴が可能です。2025年6月27日から7月31日までの期間に、参加できなかった方もぜひご覧いただきたい内容です。
まとめ
ファンケルが掲げる「FANCL MENOPAUSEACTION」は、今後も女性が健やかな人生を送るためのサポートを続ける重要な活動であることがわかります。更年期というトピックは一人で背負うものではありません。多くの人がこの問題を理解し、支え合うことで、より良い未来が築かれるのではないでしょうか。ぜひこの機会に、より深い理解を深めていきましょう。