伝統と創造が交わる瞬間！久留米絣アーカイブ展に注目

初開催！【紡ぐ ― 縁（YUÁN）】久留米絣アーカイブ展

近年、ファッション業界は環境問題や地域文化の衰退に直面しています。特に、過剰生産や大量廃棄がもたらす影響は計り知れず、また伝統工芸も後継者不足や市場の縮小に苦しんでいます。そんな中、福岡県広川町に新たな試みが誕生します。それが、坂田織物のギャラリーsakata galleryで開催される【紡ぐ ― 縁（YUÁN）】です。この展示会は、2025年8月7日から8月17日までの期間に行われ、香蘭ファッションデザイン専門学校の学生たちが手がけた久留米絣作品のアーカイブを紹介します。

「紡ぐ」という言葉は、糸を撚る行為と人と人とのつながりを表します。この展示会では、久留米絣という伝統的な素材に、現代の若者たちの新しい感性がどのように響くのかを探求します。伝統と創造、地域と教育、そして素材と持続可能性というテーマのもと、未来のファッションに寄与する小さな提案をお届けします。

展示会の見どころ

本展の特徴的な点は、学生たちが自ら制作した作品のアウトレット販売を行うことです。展示されるアイテムはすべて一点物であり、サステナブルなファッションの在り方を考える上で重要な試みといえるでしょう。伝統的な技術と現代的なデザインが融合した作品は、どれもユニークで、見る人の心を惹きつけます。

開催概要

- タイトル: 紡ぐ ― 縁（YUÁN）久留米絣アーカイブ展＆学生作品アウトレット販売会
- 会期: 2025年8月7日（木）〜8月17日（日）
- 時間: 11:00〜17:00
- 会場: sakata gallery（坂田織物敷地内）〒834-0105 福岡県八女郡広川町長延602
- 入場: 無料
- 主催: 坂田織物
- 協力: 香蘭ファッションデザイン専門学校

教育と地域文化の融合

香蘭ファッションデザイン専門学校は、1935年に設立されて以来、福岡市でファッション、インテリア、グラフィックなどの教育を続けています。最近では、持続可能なものづくりや地域文化への関心を深めることを重視し、久留米絣などの伝統素材を用いた教育を実施しています。この展示会は、教育と地域が協力し合う新たな表現の場としても意義があります。

「伝統 × 創造」の交差点で繰り広げられるこの展示は、観る人に新たな視点を提供し、未来のファッションと地域文化の共生へと導くでしょう。
お近くの方はぜひ足を運んでみてください。注意深く選ばれた作品が、訪れる人々に豊かな経験と感動をもたらすことでしょう。

お問い合わせ:
坂田織物（担当：坂田和生）
TEL：0943-32-1402
MAIL：[email protected]
Instagram：@sakataorimono