新感覚スイーツ「風と光」: カノーブルの美しい透明バターサンド

食のコスメスイーツブランド「CANOBLE」（カノーブル）が、その独自の理念を体現した新作スイーツ「風と光」を2025年8月9日から東京工場で発売します。このバターサンドはその名の通り、透明すぎてほとんど見えないという驚きのビジュアルを持ち、見た目だけでなく、その味わいも特筆すべきものです。今回は、この新しいスイーツの魅力やその背後にあるブランドの哲学について詳しくご紹介します。

つい手に取りたくなる美しさ

「風と光」は、光を取り込みながらもバター以外の存在感を消すという大胆なコンセプトのもとに誕生しました。透明だが強く、まるで「見えない菓子」のように感じるこのスイーツは、「バターだけが在る」という体験を提供します。

商品には、透明な琥珀の層に優しく挟まれたバターの練り物が使用されており、琥珀部分には瀬戸田レモンのフレッシュな酸味が感じられる仕上がりになっています。甘さだけではなく、他の素材と融合することなく、純粋なバターの風味を引き立てるための工夫が施されています。

美しさと味わいのハーモニー

上層には風紋を彷彿とさせる繊細なラインが刻まれ、光の当たり具合によって表情を変えます。「光のプリズム」のように、見る角度によって異なる印象を与えるこのスイーツは、ただのスイーツではなく、芸術作品のように感じられます。見た目にこだわりながらも、バターそのものの豊かさを引き立てることが目的です。

ブランドの理念と今後の展望

カノーブルは2011年に「食のコスメティック」をコンセプトに設立され、2018年には“食べるバター”を軸としたスイーツブランドとして再出発しました。その挑戦は、ただ甘いだけではない、「見えない魅力」を持つお菓子を創り出すことにあります。
今回の《GLASS》シリーズは、バターを隠すことでその魅力を引き出すという逆説的なアプローチから生まれたもので、『風と光』はその象徴です。今後もカノーブルは、驚きと楽しさを提供し続けることでしょう。