シーボン、旧制服から生まれた新しい価値
株式会社シーボンは、2026年に創業60周年を迎えるにあたり、フェイシャリスト®の制服をリニューアルしました。その際に不要となった旧制服を回収し、アップサイクルを行い新たにコースターを製作しました。このコースターは、2025年6月より全国のフェイシャリストサロンで使用され、ドリンクサービスの一環として提供されます。
環境との共生を追求するシーボン
シーボンは、「環境との共生」を企業のサステナビリティの重要なテーマとして掲げています。不要になった制服を廃棄するのではなく、どのように有効活用できるかを積極的に考えました。その結果、株式会社オンワードコーポレートデザインを通じて、リサイクルボード「PANECO®」を活用したコースター制作に至りました。
PANECO®について
このリサイクルボードは、廃棄された衣料品を再利用して作られた持続可能な素材です。ファッションロスを減少させ、循環型社会の実現を目指しています。また、使用後は再び回収され、ボードとしてリサイクルされる点も特徴です。
一つ一つが異なる、思いのこもったコースター
シーボンの新たなコースターは、グリーンとグレーの旧制服を裁断して混ぜ合わせているため、色合いや模様は一つ一つ異なります。同じものが存在しないコースターは、思い入れのある制服が新たな形でサロンに帰ることを象徴しています。これにより、サロンの雰囲気をより一層引き立てることが期待されています。
シーボンとオンワードコーポレートデザインの連携
シーボンは、長い歴史を持つ化粧品メーカーであり、研究・開発から販売までを一貫して行っています。全国には97のサロンが存在し、会員制の店舗を通じて顧客に化粧品販売やアフターサービスを提供しています。シーボンのビューティ・プログラムは、毎日のスキンケアと定期的な肌カウンセリングを通じて、素肌を健やかに育むことを目指しています。
一方、オンワードコーポレートデザインは、法人向けのユニフォームやセールスプロモーションを手掛け、多くの企業のブランド支援に貢献している会社です。60年以上の経験を持つこの企業が、シーボンのアップサイクルプロジェクトに参加することで、より広範なサステナブルな取り組みが実現しました。
未来を見据えた持続可能なビジネスモデル
シーボンのこの取り組みは、単に旧制服のリサイクルに留まらず、環境負荷を軽減し持続可能な未来を形成するための新しいビジネスモデルの一環です。幅広い業界において、環境への配慮が重要視される中、シーボンが提供するこの取り組みは、顧客に対しても大きなアピールポイントとなります。
新しいコースターを通じて、シーボンはより一層の環境意識の向上と、ユニークな顧客体験を提供することが期待されています。これからのシーボンの動きに、ぜひご注目ください。