非常時にも安心！糖尿病患者支援の低糖質缶詰パンプロジェクト

安全な非常食への挑戦

災害時に何を食べるか、その選択が生死を分けることもあります。特に糖尿病を抱える方々にとって、日常の食事は血糖値の管理が必要不可欠です。そんな中、京都高雄倶楽部が展開する「低糖質の非常用缶詰パン」が、命を守る重要な役割を果たそうとしています。

プロジェクトの背景

日本では、2011年の東日本大震災をはじめ、多くの自然災害が発生しています。被災地では、食材の保存が難しい状況が続く中、避難所で配られる食事が炭水化物中心となることで、糖尿病患者には深刻なリスクが伴います。京都高雄倶楽部の代表、新井哲也氏はこの課題に目を向け、糖尿病患者のための低糖質缶詰パンの開発を決意しました。長期保存ができる食品の研究を進め、特に自然災害が多発する日本のために、非常時にも安心して食べられる商品を提供しようとしています。

クラウドファンディングの概要

このプロジェクトは、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施しています。募金目標は300万円で、支援者には1年半保存可能な缶詰パンや、当社商品のクーポンなど、さまざまなリターンを用意。現在の「1年半保存」に続き、最終的には「5年半保存可能」の商品化を目指しています。支援者は、自らが支援したパンが実際に病院に寄贈される姿を見届けることができる特典もあります。

低糖質缶詰パンの特長

やさしい味わい

この缶詰パンは、血糖値をほとんど上げず、常温で長期間保存可能なのが大きな特長です。糖質制限が必要な方でも安心して食べられるため、避難所での選択肢として大いに期待されます。20種以上の試作品の中から、やさしい味わいが実現しました。

環境も守る

また、持続可能な開発を考慮した素材選びにもこだわっています。この缶詰パンは、原材料にも工夫が施され、災害対応食品としての役目を果たしながら、環境にも配慮したものになっています。

健康への配慮

一般財団法人高雄病院の理事長、江部康二医師は、「このプロジェクトが多くの人々の助けになることを願っています」と述べています。糖質制限食は生活習慣病の改善に貢献し、非常時にも食事の選択肢を拡げることができるでしょう。医療の現場でも注目を浴びているこの取り組みは、ただの食べ物を超えた健康への一助となります。