未来のアリーナ運営
2025-04-11 15:36:22

アルバルク東京と東洋製罐が描くサステナブルな未来のアリーナ運営

新たなサステナビリティの一歩



最近、アルバルク東京と東洋製罐グループがサステナブルパッケージパートナー契約を結びました。この契約により、2025年秋に開業予定の「TOYOTA ARENA TOKYO」において、環境に配慮した運営が進められます。特に注目すべきは、アリーナ内で使用される飲料・食品用の容器に加え、リサイクルステーションのプロデュースが行われる点です。これにより、アリーナ内で発生する廃棄物を徹底的に管理し、資源として再利用することを目指しています。

過去の取り組みとその成果


実は、東洋製罐グループは2022-23シーズンよりアルバルク東京との間でSDGsパートナー契約を締結しており、リサイクル可能な飲料用アルミカップや紙コップを導入しています。昨シーズンは、アリーナ内での紙コップの回収率が23.9%から38.1%に向上。この結果は、リサイクルに対する認知度が高まっている証拠です。また、2024-25シーズンからは食品用紙カップの回収実験も実施される予定です。

世界初のFFカップ登場


新アリーナでは、東罐興業が開発した「FF(Film Forming)カップ」が世界初めて採用されます。従来の製品とは異なり、内面にポリエチレンフィルムを圧着することで、汁物や油物が内容物に浸透しにくくなっています。食べ終わった後、フィルムを剥がすことができ、水平リサイクルも実現可能です。これにより、アリーナでの廃棄物を減少させるだけでなく、新しい資源として再利用が進むのです。

リサイクルの取り組み


リサイクルをさらに推進するため、両社はリサイクルステーションの設計にも取り組んでいます。来場者がゴミを捨てやすく、回収業者が回収しやすいようにデザインされたステーションは、リサイクルを効率化する重要な一歩となります。これらの施策により、アリーナの運営はより持続可能な形に変わるでしょう。

実証実験の成果


今後行われるFFカップの実証実験では、回収率の向上が期待されています。代々木第一体育館で行われた試験では、480個中171個が回収され、回収率は35.6%でした。この結果は、紙カップのリサイクルに向けた新たな可能性を示しています。

さらに、4月には提供数を増やし、回収率を40.9%に引き上げることに成功しました。これにより、FFカップは食品用途の紙カップとして有効にリサイクルできることが確認されました。

視野を広げた取り組み


東洋製罐グループでは、今後も「CUP to CUP」アプローチを推進し、消費者が洗浄・回収した紙コップを使って再生紙コップを製造する試みを行っています。これは国内初の取り組みであり、多くのファンがこの革命的なサステナビリティに参加することが期待されています。

両社長の思い


この契約に際し、両社の代表は意義深いコメントを寄せています。東洋製罐グループの大塚社長は、使用済み容器を「資源」と捉え、リサイクルを通じた意識変化を促進する意向を示しました。アルバルク東京の林社長も、サステナビリティを重視したアリーナ運営を通じて、来場者の意識を高めていくことを誓っています。

未来に向けた進化


オープンイノベーションプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」を通じて、東洋製罐グループは様々な社会課題の解決に挑戦します。そして、アルバルク東京と共に持続可能な未来を築くための取り組みを加速させていくことでしょう。私たちも、彼らの取り組みに注目していきたいと思います。


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