衣類お手入れの現状とは?
今回は、株式会社プラネットが実施した衣類のお手入れに関する意識調査の結果を詳しくご紹介します。この調査は、全国の4,000人を対象に行われ、衣類の洗濯や衣替えに関するトレンドが浮き彫りになりました。
おしゃれ着用洗剤の使用減少
調査によると、おしゃれ着用洗剤を"使用している"と答えた人の割合は34.4%。これは前回調査の37.9%から減少しています。特に、女性は年齢が上がるにつれて使用する割合が高くなりますが、全体的に洗濯に対する意識が薄れてきているのかもしれません。普通の洗剤で十分だと考える人が増えているのかもしれません。
衣替えの実施傾向
次に、季節ごとの衣替えについて伺ったところ、「衣替えはしない」との回答が21.1%に上り、前回よりも増加しました。衣替えを実施している人でも、具体的には「クローゼットや押入れの整理」が49.3%とトップ。この行動も微減しており、全体的に衣替えの実施が減少しています。
若い世代に見る衣替えしない理由
衣替えをしない理由を調査したところ、「整理するのが面倒」という回答が29.5%で最も多い結果となりました。他にも、「衣替えしなくてもいいように整理しているから」と答える人も多いことがわかりました。特に若い世代に多く見られる傾向です。
洗濯後の取り扱いについて
洗濯後の衣類について、男女ともに年代が若いほど"ハンガーにかけっぱなし"と答える人が多く、特に20代の女性では34.0%がその傾向にありました。この変化は、住環境や日々の生活スタイルの変化を反映しているのでしょう。
衣替えのタイミング
衣替えをする際のタイミングは、「気候に合わせて」を選ぶ人が44.1%に達し、定まった時期に衣替えをする人は19.7%と少数派です。企業や学校では、一定の時期に衣替えを行うところが多いですが、各家庭では柔軟な対応が求められています。
衣服購入のトレンド
普段の衣服購入先を聞くと、ショッピングセンターやネット販売が人気。特にネット販売は、若い世代での利用率が高くなっており、今後の流れが注目されます。意外なことに、サブスクリプションサービスの利用者は4.4%と少数派でしたが、20代では利用率が高いという結果も見逃せません。
コロナ禍の影響が広がる
調査では、コロナ禍が衣類の持ち方や扱い方に大きな影響を与えていることも明らかに。自宅で過ごす時間が増え、より快適な服や洗濯が容易な衣類が求められるようになりました。特に、カジュアルな服装へのシフトや、衣類の洗濯頻度が高まっているのが特徴です。
このように、衣類のお手入れに対する意識は変化を続けています。特にコロナ禍におけるライフスタイルの変化が、衣類の選択やお手入れ方法に影響を与えていることは、今後も注目すべきポイントです。どのようにこれからの衣類生活が進化していくのか、引き続き注目していきましょう。