ファーメンステーションが最優秀賞を獲得！サステナブルな未来を切り開くスタートアップ

ファーメンステーションが最優秀賞を受賞

2025年3月13日に東京・虎ノ門で開催された「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」で、株式会社ファーメンステーションが見事に最優秀賞を受賞しました。この賞は、サステナビリティとビジネスのスケーラビリティを重視した選考基準で、同社の取り組みが高く評価された結果です。

ファーメンステーション受賞式

（写真左から、ラファエラ・コルナッジャ氏（ケリングボーテCEO）、フランソワ＝アンリ・ピノー氏（ケリング会長兼CEO）、酒井雅士氏（マイクロバイオファクトリー株式会社代表取締役）、酒井里奈氏（株式会社ファーメンステーション代表取締役）など）

発酵技術の革新性

ファーメンステーションは、未利用資源を利用してリサイクルと循環を目指すことから、植物由来の資源を生かし、様々な芳香エッセンスやバイオ原料を生産しています。この独自の発酵技術によって、資源の有効活用を実現し、環境に優しい循環型社会への貢献を目指しています。また、ビジネスのスケーラビリティが評価され、地理的な制限を超えた展開が見込まれています。

その中でも、未利用生産物から得られるバイオ素材は、特に注目されており、化粧品や食品業界における原料としてのポテンシャルが大きいです。ファーメンステーションは、この技術を駆使して、価値のある素材を広く提供することを目指しています。

高評価の要因

今回の選考では、ファーメンステーションの発酵技術が注目されました。その特徴として、食品廃棄物からの天然由来成分の生成があり、環境負荷を抑えつつ新たな価値を生み出している点が評価されました。また、製造過程や生成プロセスからのライセンス供与についても、将来性が高いと見込まれました。

上位3社には、パリのケリング本社での研修やネットワーキングの機会、さらには2025年4月に開催される「ChangeNOW」サミットでの出展権が授与される点も注目です。最優秀企業には、1000万円の賞金も授与される予定です。