伝統的な伊勢型紙染めで世界に一つだけの風呂敷作りを楽しむ

伝統を受け継ぐ風呂敷作り

京都の伏見に位置する馬場染工場は、大正2年の創業以来、伝統的な技術と独自のデザインで風呂敷を作り続けてきました。特に、京都特産の「丹後ちりめん」に施された型染めは、その繊細さと美しさで多くの人々を魅了しています。

この工場の職人たちは、ひとつひとつ手作業で型染めを行い、特に風呂敷の両端に施される「耳」の部分も綺麗に染め上げる技術を持っています。高品質な染め物を提供することに誇りを持っており、日本ならではの素材や仕様に忠実でありながら、現代のニーズにも応える柔軟さが魅力です。

体験型ショップのオープン

このたび、mashu KYOTOという風呂敷の自社ブランドを立ち上げ、さらに体験型ショップを併設しました。今冬オープンしたこのショップでは、色鮮やかなおめでたい柄や、思わず笑顔になれるデザインの風呂敷が揃っています。お客様は実際に風呂敷を手に取って購入でき、職人の技を間近で見ることができます。

伊勢型紙の染め体験

体験型ショップでは、伊勢型紙を使用した染め体験も提供されています。古くから着物に用いられてきたこの技術で、参加者は自身の風呂敷に好きなアルファベットや数字を自由に染めることができます。職人が手がけた伊勢型紙を用いて、自分だけのオリジナル風呂敷を作るこの体験は、単なる創作活動を超えて、心温まる思い出となるでしょう。

職人の技と心を感じる場所

馬場染工場での体験は、ただの観光ではなく、職人が受け継いできた伝統技術を肌で感じながら、新たな発見ができる貴重な機会です。手作業で色を乗せ、仕上げるプロセスを通じて、風呂敷に込めた思いや価値を実感することができます。現代に生きる私たちが、どのように伝統を守り続けているのかを知る良い機会でもあります。