廃食油を航空燃料にリサイクルする新プロジェクト始動
2023年12月7日、愛知県名古屋市のアズパークで『すてる油で空を飛ぼう®』プロジェクトのスターティングセレモニーが開催されました。このプロジェクトは、株式会社アオキスーパーと日本航空株式会社(JAL)が連携して、家庭で使用済みの食用油を集め、持続可能な航空燃料(SAF)としてリサイクルする取り組みです。
このプロジェクトは、環境意識の高まりと共に進められています。私たちの家庭から出る廃食油をリサイクルし、航空機の燃料として生まれ変わらせることで、CO₂の排出削減と循環型社会の実現に貢献することが目的です。また、このプロジェクトの開始にあたり、各店舗には『廃食油リサイクルBOX』が設置され、地域の皆様が気軽に参加しやすい環境が整えられています。
スターティングセレモニーには、愛知県知事の大村秀章氏も出席し、実際に廃食油をリサイクルBOXに注ぐデモンストレーションが行われました。また、あいちSDGsアンバサダーのキャラクター『モリゾー』と『キッコロ』もイベントに参加し、来場者にJALのオリジナル『UCOボトル』が配られるなど、地域の環境活動を盛り上げる祝賀ムードの中で行われました。
出席した多くの来場者からは、「廃食油が飛行機の燃料に生まれ変わることに驚いている」「使用期限が切れて処理に困っていた油をリサイクルできるから助かる」といった声が寄せられました。このように、多くの方が環境活動に興味を持ち、積極的に参加できる機会を提供することが、このプロジェクトの大きな意義です。
これからの展望
アオキスーパーは、2025年までに地域の資源を有効活用し、持続可能な社会を実現するための取り組みを続けていきます。その一環として、『あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会』に参加し、使用済みの油を店頭回収しSAFの原料として供給する計画も進行中です。
私たちの個々の行動が、持続可能な社会の実現に向けた一歩となるのです。このような地域密着型の取り組みを通じて、私たちも一緒に環境問題の解決に取り組んでいきましょう。アオキスーパーとJALが手を組むことで、地域の皆様と共に未来を見据えた活動を推進していく姿は、これからの社会において模範となることでしょう。
このプロジェクトに参加することで、私たちも地球環境に貢献できるのです。家庭に眠る廃食油をリサイクルすることが、思いも寄らぬ形で私たちの未来を支える力となるかもしれません。今後もアオキスーパーとJALの取り組みに注目していきたいですね。