ビフィズス菌M-63の効果
2025-07-22 11:40:41

ビフィズス菌M-63が新生児の腸内環境を改善!新たな研究結果

ビフィズス菌M-63が新生児の腸内環境を改善!



森永乳業は50年以上にわたり、腸内健康に関する研究を続けてきました。そして、松本市立病院との共同研究により、ビフィズス菌M-63が新生児の腸内環境に対してポジティブな影響を及ぼすことが分かりました。本研究は、科学雑誌『Pediatric Research』に掲載された最近の成果です。

研究の背景


ビフィズス菌M-63は、母乳に多く含まれる菌であり、乳児の健康を支えるために重要とされています。新生児期において、腸内環境がどのように形成されるかは、将来的な健康に大きな影響を与えるため、特に重要です。本研究は、ビフィズス菌M-63が炎症を抑制し、腸内細菌叢を改善するかを検証しました。

研究方法


研究は、健常な正期産児111名を対象に行われました。参加者は、ビフィズス菌M-63を含む粉末とプラセボ粉末を無作為に摂取し、生後3ヶ月間その効果を観察しました。評価項目には、腸内細菌叢の解析やサイトカインの測定が含まれています。

評価項目の詳細


  • - 対象者: 正期産の新生児
  • - 試験デザイン: 二重盲検プラセボ対照試験
  • - 摂取方法: 生後7日以内から3ヶ月間、1日あたり10億個のビフィズス菌M-63を摂取
  • - 評価項目: 腸内細菌叢と便の理化学検査(サイトカイン、腸内代謝産物)

研究結果


結果として、ビフィズス菌M-63を摂取した新生児では、インターフェロンγやインターロイキン1βといった炎症誘発性のサイトカインが減少したことが報告されています。また、腸内細菌叢の分類では、ビフィズス菌優勢なタイプが多く確認され、腸内での抗炎症物質であるインドール-3-乳酸(ILA)の増加が見られました。

サイトカイン産生量
腸内細菌叢の分類
ILA産生量

将来の展望


この研究から得られた知見は、ビフィズス菌M-63が新生児の腸内炎症を抑制する可能性を示唆しています。また、ビフィズス菌M-63は米国でGRAS認証を受けており、2024年には中国で新食品原料として登録される見込みです。森永乳業はこれらの研究成果を正確に消費者やパートナー企業に伝え、製品の開発に繋げていく方針です。

まとめ


森永乳業は、今後も腸内健康に関する研究を進め、新たな情報を提供し続けることで、消費者の健康に寄与していく所存です。ビフィズス菌M-63の可能性にぜひ注目してください。


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