「食の安全保障」を考える親子体験
公益社団法人日本青年会議所(日本JC)が主催した親子向けの体験プログラム「食から始める安全保障〜家庭と地域で育むいのちの循環〜」が、2026年3月に全国各地で開催されました。このプログラムは、最近の食料自給率の低下が社会問題となる中、食を通じて安全保障を学ぶ特別な機会となりました。
食の自給率と安全保障の重要性
日本の食料自給率はカロリーベースでわずか38%にとどまり、国際情勢や自然災害により食の安全が脅かされるリスクが増しています。こうした背景を踏まえ、未来を担う子どもたちに食の重要性を理解してもらうため、親子を対象とした体験プログラムが企画されました。このプログラムでは、農業体験や調理実習を通じて、実際に使われる食材の生産過程や、その価値について学ぶことができます。
各会場の開催内容
1.
石川会場(3月21日)
会場は金沢学院大学及び株式会社Oneで、参加した親子20組は地元産のお米や加賀れんこんを使用した調理実習を行いました。クイズ形式で「栄養学と食料安全保障」について学び、午後には加賀れんこんの疑似収穫体験を楽しみました。
2.
愛知会場(3月27日)
カゴメ記念会館にて、親子10組が参加。工場見学や、ウスターソース作りの調理実習を通じて、国産食材の大切さを学びました。また、ワークショップを通して、食料安全保障についての理解を深めます。
3.
長野会場(3月30日)
「野菜のテーマパーク」とも称されるカゴメ野菜生活ファームを訪れ、野菜ジュースの製造ライン見学や、育成過程を学ぶことで、野菜の大切さを実感する機会が提供されました。クイズも通じて子どもたちに知識を深めてもらいました。
参加者の感想
プログラムに参加した親子からは、「子供が参加しやすい内容」「家庭でも食について意識を向け合いたい」という声が寄せられました。また、「生産から食卓までの知識が深まった」との感想もあり、教育的な要素が評価されました。
今後の開催
この親子体験プログラムは、2026年5月23日に愛知、6月27日に東京でも開催予定。その際には、座学、調理実習、農業体験が行われる予定です。参加は事前申し込み制で、若干名の募集枠があります。
食に対する意識を高めるこの活動が、今後も広がっていくことを期待しています。参加した親子が家庭の食卓で食の安全を考え、それを次世代に伝えるきっかけとなることを願っています。