万博で魅せる日本の美、着物と髪のファッションショー開催

EXPO2025大阪での華やかな着物ショー

2025年8月25日、大阪府の万博会場内フェスティバル・ステーションにて、「時をまとう、和装と髪で綴る日本の美」というタイトルのファッションショーが開催されました。このイベントは、大阪府美容生活衛生同業組合が主催し、特別協賛としてまるやま・京彩グループが参加しました。

まるやま・京彩グループは、過去に大河ドラマで使用されたことのある貴重な時代衣装を6着提供し、来場者に日本の美しさを体感していただきました。多くの人々がその美しい衣装に魅了され、訪れた場は華やかな雰囲気に包まれました。

日本の美を表現する着物

日本の着物は、古来より受け継がれてきた純粋な美を内包しています。その技術やデザインの進化は、文化の深さを感じさせます。今回のショーは、平安時代から現在、そして未来へと続く和装の美しさを追求し、髪型とのコーディネートを通じて日本の独自の感性を表現しました。特に、第一部では「美意識」というテーマのもと、和装と髪型が織りなす鮮やかな世界が展開されました。

衣装の紹介

1. 平安時代: 華やかな十二単衣は、貴族文化の象徴です。特に女性の正装として知られ、歴史とともに形が変化していった様子が見て取れます。
2. 鎌倉・安土時代: 戦国時代の武家女性が着用する、小袖姿が特徴的なスタイルが披露されました。
3. 江戸時代: 将軍家のお姫様たちが纏った、優雅で装飾的な衣装も登場し、江戸時代の贅沢さを堪能できます。
4. 大正時代: 西洋文化と融合した時代の衣装が、レトロモダンな印象を与えました。特にモデルたちのブーツスタイルが、高いファッションセンスを感じさせました。

来場者の関心

大阪府美容生活衛生同業組合の北里理事長による開催挨拶では、まるやま・京彩グループの貢献が紹介され、その美しさに多くの来場者が感心した様子が印象的でした。この日は約1,000名もの観客が訪れ、各世代の方々が織りなす装飾美を楽しむ姿が見られました。

まるやま・京彩グループの使命
同グループの鈴乃屋が所有する時代衣装は、一般財団法人セイコきもの文化財団から引き継がれ、着物文化を未来に継承していくための貴重な資料として保管されています。
その使命感をもって、着物の美しさをこれからも伝えていくことでしょう。