株式会社アイジーエーが示すAIの力
株式会社アイジーエーは、レディースアパレルブランド「axes femme」を運営し、経営を革新するためにAI技術を積極的に採用しています。最近、日本で初めて開催された「ゴールドラットTOCグローバルコンファレンス2026 京都」において、五十嵐昭順社長が登壇し、AIによる在庫管理システム「Onebeat」を導入した実例を紹介しました。
参加者集中のカンファレンス
このカンファレンスには、世界各国から約400名の経営者や実践者が集まり、TOC(制約理論)を用いた変革事例が共有されました。五十嵐社長は、「AIの導入による会社再生・業務効率化」をテーマに、アイジーエーの成功事例を発表し、大きな反響を呼びました。講演では、質疑応答が予定時間を超えるほどの盛況ぶりで、参加者の高い関心を示しました。
経営改革の決断と成果
アイジーエーは、5期連続の赤字という困難な状況の中、量より質への転換を目指しました。特にアパレル業界では、在庫管理は長年の経験と勘に頼ることが多い業務であり、AIの導入は高いハードルとなります。しかし、アイジーエーは自らの経営改革を実現するため、AIの使用を決断し、在庫管理の効率化に成功しました。
導入前に、過去のデータを基にAIの成果をシミュレーションし、欠品による売り逃しを減少させることで費用対効果が高まることを確認しました。AIに在庫運用を委ねることで、当初からひとりじめせず、人しかできない業務に集中できる体制を整えました。
トランスフォーメーションの現場
「Onebeat」の導入後、粗利や売上が共に増加し、在庫調整が自動化され、店舗からの調整要求にも迅速に対応できるようになりました。これにより、スタッフは接客やブランディングなどの創造性を発揮できるようになりました。
現場では在庫が減少することに対し、「本当に大丈夫か」という不安の声も上がりましたが、五十嵐社長は店長会などで継続的な説明を行い、具体的なデータを示すことで不安を解消しました。結果として、欠品は逆に減少し、現場の意識も前向きに変化しました。
若手リーダーの活躍
この改革をサポートしたのは、社内のコントローラーチームや仕入れ業務を担当する若手リーダーたちです。彼らは現場での導入を担い、実務に落とし込むことで、AIの活用がスムーズに進みました。リーダーたちは「運用を繰り返すうちに、判断基準が定まり、効率的な在庫管理ができるようになった」と述べています。
AIと人の共存を目指す
今後もアイジーエーは、AIを駆使しつつも、現場のスタッフが本来の創造性を発揮できるような環境を整えていく方針です。AIと人の役割を最適化し、スムーズな業務運営を目指します。これを全社的に定着させることが、企業のさらなる成長につながるでしょう。
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