病児のための芸術教育
2025-10-23 09:07:24

病児の心に花を咲かせる「みんなの芸術学校」とは

心のつながりが生む芸術の力



病気に苦しむ子どもたちにとって、日常生活の中でできることは限られています。そんな彼らのために、「みんなの芸術学校〜こどもホスピス芸術学校」は、音楽や美術、ダンスを通じて新たな発見を提供しています。これは、認定NPO法人あっちこっちが2011年にスタートしたもので、様々なアーティストとのコラボレーションにより、特別な体験を実現しています。

参加型授業の概要


本プロジェクトでは、病院での治療が中心となる子どもたちが、音楽、アート、ダンスの各分野で体験授業を受けることができます。授業形態は「個別授業」と「合同授業」に分かれており、個別授業ではお子さんの体調やリクエストに応じて、アーティストが一対一でサポートします。合同授業では、他の子どもたちと一緒にアートや音楽に親しむことで、社交性も育まれます。

音楽の力で笑顔を


音楽授業では、ピアニストや歌手が参加し、実際に楽器を使ったり歌ったりして、参加者が楽しめる体験を提供しています。たとえば、誕生日のお祝いでのピアノ演奏は、家族と共に特別な時間を過ごす貴重な瞬間です。このような経験は、ただの授業に留まらず、家族との絆を強くする助けともなります。

色と形が織りなす美術の授業


美術授業では、油絵画家やデザイナーがインストラクターとして参加し、創造的な過程を通じて、子どもたちの感性を育みます。たとえば、粘土工作を通じて、心の中にあるイメージやアイデアを形にすることで、一人ひとりのアイデンティティが輝きます。不安や緊張を克服し、自分の創造力を発揮することが、子どもたちにとってどれほど大切であるかは言うまでもありません。

体を通じて感じるダンス


ダンスの授業では、バレエや創作ダンスを体験し、身体を動かす楽しさを感じられます。お子さんは寝ている状態でも座ったままでも参加でき、演奏に合わせて自由に体を動かします。参加者同士のつながりや楽しさが、ダンスの中で自然と生まれます。

オンライン授業での新しい試み


遠出が困難な子どもたちのために、オンラインでの授業も実施しています。自宅や病院からリモートで参加できるこのプログラムでは、アーティストたちが直接子どもたちにアート体験を提供することができます。これによって、場所を選ばずに多くの子どもたちが芸術に触れることができるのです。

みんなでつくるサポートの輪


「みんなの芸術学校」は、医療や福祉だけではサポートしきれない「心の学び」を提供する重要な役割を果たしています。しかし、この活動を続けていくためには、皆様からの温かいご支援が欠かせません。具体的には、3,000円の寄付で運営費の一部に、10,000円は人件費や教材費に、30,000円は授業1回分のサポートとなるのです。

みんなの芸術学校の未来


私たちは今後も、形がなく視えない部分の支援を大切にし、心が開く瞬間を届け続けたいと考えています。病気であっても、子どもたちが自分を表現できるスペースを提供することが、私たちの使命です。皆さまのご支援が、この活動を支え、子どもたちに笑顔を届ける力となります。温かいご支援を、心よりお待ちしております。

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支援の問い合わせは、認定NPO法人あっちこっち、メール [email protected] までどうぞ。


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