鹿児島発「SONO」、オーガニック抹茶が世界へ進出!
鹿児島県の株式会社下堂園が展開する「SONO」は、2026年7月にシンガポールで行われた国際見本市「SIGEP Asia & Restaurant Asia 2026」に初出展しました。このイベントは、アジアの食品業界を代表する重要な展示会であり、昨年は13,000人以上の来場者を迎えました。今回は、「SONO」の目玉となる有機セレモニアルグレード抹茶「清茗(せいめい)」が世界にその名を知られる機会となりました。
「SONO」ブランドの誕生
「SONO」は、1998年に設立された有機農園「ビオ・ファーム」から生まれました。農薬や化学肥料を一切使用せずに育てられた最高品質のオーガニック茶を提供することが、ブランドのミッションです。近年、グローバルな抹茶ブームが広がる中、粗悪な原料から作られた商品が巷に出回るようになっていますが、「SONO」はその品質にこだわり、自社の有機農園で徹底して管理された原料だけを使用。結果として、世界中のお客様に最高級の抹茶をお届けしています。
看板商品の「清茗(せいめい)」
「清茗」は、2020年に登録された新品種「せいめい」のみを使用しており、その特性はピーチのような旨味や甘みを感じさせることです。渋みや苦味が少なく、テアニンを高く含有しています。日本国内の生産量は非常に限られており、希少価値も高いです。この高品質な抹茶は、国内外のバイヤーからも高く評価されており、官能評価では著名な茶品種「やぶきた」を上回る実績も残しています。
シンガポールでの反響
「SONO」のブースは、世界40カ国以上から集まった450の企業・ブランドの中でも多くの来場者が訪れ、セレモニアルグレードならではの鮮やかな色合いや香り、滑らかな旨みに驚く声が続出しました。特に多くのバイヤーが有機栽培や希少品種の背景に興味を持ち、試飲の際には「これまでの抹茶とは全く違う香り」と評価され、商談のチャンスも拡大しました。
シンガポールの貿易産業省の上級国務大臣であるロウ・イェンリン氏もブースを訪問し、日本茶に対する興味を語りました。「SONO」は、茶葉の香りと旨味を最大限に引き出しつつ、伝統文化を現代風に再解釈することを強調し、今後の展開へ期待を寄せました。
未来への展望
下堂園は、今後もシンガポール市場をはじめとしたASEAN地域での拡大に注力し、業務用販路の開拓を進めていく計画です。また、創業70年以上の歴史を持つ同社は、「100年永続企業」を目指しています。いまやグローバルな舞台でも通用する「SONO」を通じて、有機栽培やセレモニアルグレードの日本茶文化を世界に発信し、さらなる飛躍を目指す方針です。
会社情報
- - 会社名: 株式会社下堂園(SHIMODOZONO CO., LTD.)
- - 所在地: 鹿児島県鹿児島市卸本町5-18
- - 創立: 1954年3月1日
- - 事業内容: 緑茶及びその加工品の製造・販売、有機農園運営
「SONO」が今後どのように国際的な市場での存在感を強めていくのか、今からその成長が楽しみです。