八ヶ岳で音楽の新しい形を体験しよう
2025年9月、八ヶ岳の絶景をバックに「天空ピアノ」という特設ステージが設置され、子どもたちが自分自身を音楽で表現するための3日間のワークショップと、それに続くスペシャルコンサートが開催されます。このプロジェクトは、長野県のカルチャープロデュースカンパニー「株式会社Kotobito」とアート空間「森と、ピアノと、」を運営する「株式会社とわいろ」が手がけており、自分だけの音を探求する素晴らしい機会を提供します。
音楽を体感する旅へ
この特別な企画の目的は、音楽コンクールで評価や正解を求めがちな子どもたちに、音楽の本質である楽しみや自己表現を体験させることです。一度評価から離れ、自分自身の感受性を信じてみることで、より深く音楽の魅力に触れる旅を提供します。このプロジェクトは、八ヶ岳の自然環境を舞台に、子どもたちの音楽への愛と理解を育むことを目指しています。
特別な舞台設計
ワークショップには、自然豊かな森の中に位置するアートスペース「森と、ピアノと、」と、八ヶ岳の美しいパノラマを望む「天空の舞台」の二つが用意されています。特に「天空の舞台」では、風や鳥の音など自然の音が子どもたちの五感を刺激し、音楽の新しい表現の可能性を広げます。この舞台の設計には、若手建築家の大野宏氏が参加しており、自然と人の共生を考えた独自のアプローチがなされています。
講師陣は豪華
音楽ワークショップの講師陣は、地元で活動する音楽家から特別なゲストまで多彩。根本崇史氏は地域に根ざした音楽教育を実践し、音楽と社会を結ぶ活動を行っています。また、鈴木夕里氏は東京2020パラリンピックで編曲を担当した実績を持ち、様々なジャンルで活躍するピアニストです。そして特別ゲストには、‘‘7本指のピアニスト’’として知られる西川悟平氏が参加し、彼の独特の演奏スタイルを子どもたちに伝えます。
ワークショップの詳細
音楽ワークショップは、2025年9月13日から15日までの2泊3日で実施されます。プログラムでは、自然の音やアートを体感しながら、自分だけの音を創造するプロセスを大切にします。
1日目は「感じる」ことをテーマに、森の中を歩きながら自然との繋がりを深めます。2日目は「表現する」ことに焦点を当て、講師との対話を通じて創作活動に取り組みます。最終日には、特別ゲストの西川悟平氏のワークショップを受けた後、「天空の舞台」でのリハーサルを経て、成果を発表します。
参加者の募集
ワークショップの参加者募集は2025年7月16日から31日まで行われます。対象は小学4年生から中学3年生で、コンクールやコンサートでの経験があると望ましい条件です。応募は動画による選考を含み、多くの子どもたちにとって貴重な体験となることでしょう。
スペシャルコンサート
また、ワークショップの成果を発表するコンサートも予定されており、参加者はもちろん、地域の皆様も楽しめる内容となっています。チケットの販売は同じく7月16日から開始され、大人は3000円、子どもは無料で参加できます。自然の中で繰り広げられる音楽の楽しさをぜひ体験してください。
さいごに
「私たちは、森での深い内省と天空での解放を通じて、子どもたちが自分を表現する喜びを感じてもらいたい」と主催者は語っています。この特別な体験が、地域全体に感動をもたらし、次世代の音楽家を育む礎となることを願ってやみません。この新しい挑戦に、ぜひご注目ください。