千代むすび酒造が新社長就任！160年の歴史を受け継ぎ新たな挑戦へ

千代むすび酒造株式会社が創業160周年を迎え、新たな経営執行体制を発表しました。2025年11月16日付で、常務取締役である岡空聡が新たに代表取締役社長に就任し、岡空晴夫が代表取締役会長に就任します。これに伴い、「創業160周年記念式典」と「新社長就任祝賀会」が開催される予定です。

新しい経営体制とその背景

1865年に創業された千代むすび酒造は、地域に根ざした酒造りを大切にしながら、時代のニーズに応じた挑戦を続けてきました。海外市場への進出も果たし、現在では30か国以上に日本酒を輸出しています。これまでの成功を踏まえ、今回の経営体制の刷新は新たな飛躍を目指す一環です。

新社長の岡空聡は、銀行員としての経験を生かし、経営感覚を磨いてきました。加えて、現場での醸造や営業の知見も兼ね備えており、若い感性によって新たな価値の創造を目指す意気込みを語っています。

創業160周年記念式典の詳細

記念式典は2025年11月16日（日）に、ANAクラウンプラザホテル米子飛鳥の間で開催される予定です。当日は約300名の招待者を迎え、創業以来の映像上映や新社長の挨拶、そして160周年記念の特別限定酒の披露など、多彩なプログラムが予定されています。この式典は、従来の支援に感謝し、新たな体制のもとでの決意を表明する重要な場となります。

新社長の岡空聡が掲げる未来

岡空聡社長は、長年にわたり千代むすび酒造を支えてきた地域の皆さまや取引先への感謝を伝えた後、創業160年を機に新たなスタートを切ると決意表明しました。彼の持つ真摯な姿勢と実行力は、社内外から高い評価を受けています。また、未来に向けては、地域社会にとって「なくてはならない存在」を目指すというビジョンを持っています。

日本酒の未来と革新

日本酒市場は人口減少や高齢化に直面していますが、岡空晴夫会長はこの現状を新たなファンを獲得するチャンスと捉えています。若い世代の感性を活かし、新しいアイデアで魅力的な商品を提供することが、今後の成功につながると信じています。

千代むすび酒造の進化

千代むすび酒造は、日本酒だけでなく焼酎やリキュール、ウイスキーにも力を入れています。2021年にはウイスキー事業に進出し、2025年には新しいシングルモルトジャパニーズウイスキー「林太郎」の発売も予定しています。伝統を守りつつ新しい挑戦を続けることで、「鳥取から世界へ」とのスローガンを体現しようとしています。