宮崎デーで交流
2025-11-25 13:00:11

宮崎の魅力が詰まった笑顔溢れる台湾フェスティバルの模様

宮崎の魅力が詰まった笑顔溢れる台湾フェスティバルの模様



台湾中部の台中市で行われている「台中ショッピングフェスティバル」に、宮崎県が初めて公式に参加しました。特に注目されたのは、11月1日に行われた「宮崎デー」です。この日は、南九州・宮崎の特産品や文化を台湾の人々に届けるための特別なイベントとして、多くの市民が集まりました。

イベント会場となった台中市庁舎前の広場には、台湾と日本の旗がしっかりと並び、訪れた人々の笑顔が広がっていました。宮崎県商工観光労働部の池上竜弘主任主事が登壇し、「宮崎の味と文化を台湾の皆さんに届けたい」といった言葉が会場に響くと、熱い拍手が起こりました。

抽選会では、宮崎の焼酎やリキュール、さらには特産物を詰め合わせたギフトセットが当たるということで、参加者たちは大いに盛り上がり、行列ができるほどでした。中でも特別賞として用意された台北と宮崎を結ぶ往復航空券の当選者が発表されると、歓声が湧き上がり、その場が一体となる瞬間が生まれました。

池上氏は、台中のフェスティバルがオンラインでも多くの人々にアクセスされ、短期間で25億台湾ドルの消費を生み出すという力強い地域の経済活動を実感したと語りました。彼にとっても、この経験は国際交流や友好を深めるうえで、非常に価値のあるものでした。

実際に、台中市との交流は2023年に日南駅と台中駅が姉妹駅となったことを皮切りに、2024年に宮崎県が台中市の姉妹都市に認定される計画も進んでいます。今回の公式参加は、双方の関係をさらに豊かなものにするための大事な第一歩です。

会場では「みやざき犬」のぬいぐるみやトートバッグ、観光ガイドブックが配布され、台湾の多くの家族連れがその魅力に引き寄せられ、和やかな雰囲気の中で記念撮影を楽しむ姿が見られました。池上氏の「ただの贈り物ではなく、宮崎の文化そのものを届けたい」という想いは、まさにこの日、会場の温かい雰囲気を生み出していました。

台中ショッピングフェスティバルは12月25日まで続き、期間中は現金抽選や週末の特別イベントも用意されています。参加者はアプリ「TCPASS」を使用して、楽しげにショッピングや抽選を楽しむ姿が見受けられ、日本の祭りのような楽しさが溢れています。

宮崎から遠く離れた地で、焼酎の香ばしい香りや笑い声、そして「また行きたい」という言葉が響き渡っています。これまでの交流を越えて、宮崎と台湾の新たな友情の形が、心温まる笑顔とともに広がっているのです。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 宮崎県 焼酎 台中市

トピックス(旅行 / おでかけ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。