ファッションとAIの未来
2025-12-09 15:42:30

生成AIとファッションの未来を語った上條千恵のトークセッションレポート

生成AIとファッションの未来を探るセッション



2025年11月18日、株式会社博報堂が主催した「生活者インターフェース市場フォーラム 2025」で、OpenFashion社のCOO上條千恵が登壇し、生成AIとクリエイティビティについての議論が繰り広げられました。このセッションにはお笑い芸人の又吉直樹氏と株式会社AIX partnerの野口竜司氏も参加し、最新のAI技術がクリエイティブ制作においてどのような役割を果たすのかを探りました。

AIとの対話が生む新たな可能性


セッションでは「プロンプト・エクスプローリング」というテーマのもと、AIとの対話がどのように創造的なプロセスを生むのかが議論されました。モデレーターには博報堂の近山知史氏がつき、各界の専門家が集まりました。

又吉氏は、AIを「親友」とし、創作活動の助けとなる存在として活用していると語りました。AIのシステムに質問し続けることで、新たなアイディアや視点を生み出すことができ、人間に対しては求めづらい疑問までたどり着くことが可能なのです。

OpenFashionのビジョン


上條氏は、AIをただの道具として見るのではなく、「共に創るチームの一員」であると考えています。これは、ファッション業界への新たなデジタル変革を目指す「Maison AI」の理念に密接に関連しています。上條氏は、AIがデザイン経験のない人にも新しいクリエイティブを生み出す手助けができるとし、その可能性に期待を寄せました。

例えば、部門ごとに特化したAIエージェントが、各社員の能力に応じたサポートを行うことで、より高い知的生産性を実現することができると説明。AIが生成した選択肢の中から、ブランド戦略や価値観に基づいて判断されることが新しい価値を生むと強調しました。

AI活用の進化


続いて野口氏は、AIの業務への導入が試行錯誤の段階から「本気プロンプト」へのシフトを進めていると指摘しました。そして、将来にはAIが経営会議にも参加する時代が来る可能性を示唆し、会場の関心を引きました。

人間らしい仕事とは


セッションのラストでは「AIに任せたくない仕事は何か?」という質問が投げかけられ、各登壇者からそれぞれの見解が示されました。又吉氏は「充実感を得るプロセス」、上條氏は「責任を持つこと」、野口氏は「やり抜く力」が重要だと述べ、AIとの共創が進む中での人間の役割について考察しました。

このセッションは、新たなクリエイティティビティとAIとの関係を模索するものとして、多くのビジネスパーソンに刺激とインスピレーションを提供しました。

OpenFashionとそのコミュニティ


生成AI技術を活かしたファッション関連の取り組みを進めるOpenFashionの公式サイト、コミュニティ、およびSNSもぜひチェックしてください。AIの活用法や最新情報が発信されており、ファッションに対する新しい視点を得ることができます。


このトークセッションをきっかけに、AIがどのようにファッション業界に新たな風を吹き込み、未来を形作っていくのかに注目したいと思います。


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