2025年、生活満足度と節約の実態
2025年1月1日から7日の間、マイボイスコム株式会社による調査が実施され、生活の満足度や経費管理の実態が浮き彫りになりました。昨年のデータをもとに、多くの人がどのように生活を見直し、節約に取り組んできたのかをみていきましょう。
満足度は約55%と高め
調査の結果、2024年の生活に満足していると感じる人は、全体の約55%に達しました。これは「非常に満足できた」と「まあ満足できた」との合算です。残りの約45%の人は「あまり満足できなかった」や「まったく満足できなかった」と回答しており、やや厳しい評価が見受けられます。特に、若い世代の男性では満足度が低いことが目立ちます。
節約志向が強い昨年
昨年の経費を節約したと答えた人は、およそ6割にのぼりました。このデータは、2024年の調査とほぼ同じ結果です。具体的に節約対象となった項目は、「食料品」が44.2%で最高率となり、「外食」が37.4%、さらに「衣料品」や「菓子・デザート類」などが20%台で続きました。
節約の理由
経費を削減した理由について聞いたところ、「物価上昇」が約40%で最多となりました。「将来の生活に備えて」が約35%、そして「収入が少ない・減った」が約25%という結果が出ました。これからの安定した生活に対する不安を抱く人が多いことが伺えます。
今年の節約意識
今年の節約目標として特に気にかけている項目は、「食料品」が32.5%でトップを占めています。また、「外食」や「菓子・デザート類」、「公共料金」も20%台の関心を集めています。特に男性の若年層は、「特にない」という回答が他の年齢層より少し多く見られました。
お金をかけたい項目
また、今年は昨年よりお金をかけたいと思う項目について尋ねたところ、「旅行」が21.3%で最も高い値が示されました。続いて「趣味・娯楽・教養」が13%と続いていますが、若年男性では旅行の関心が相対的に低く、全体としては支出の見直しが強く意識されていることが垣間見えました。
幸福感の現状
調査によると、自身を幸せだと思う人は55%です。特に女性の60~70代では70%前後が自己評価を高くしており、男性の70代でも6割を超えています。しかしながら、男性の10代から40代では幸福感が4割弱と低めの結果となっており、世代間のギャップが目立ちました。
まとめ
この調査は、経済的な理由から節約を強いられている人が多いこと、しかしその中でも生活の満足度を見出そうとする意識があることを示唆しています。物価の高騰が続く中で、私たちはいかにして賢く生活していくのかが問われる時代です。今年も引き続き、自分にとって大切なことにお金をかけ、不要な出費を控える賢い選択が求められるでしょう。