10周年を迎えた『ツキプロ』SolidS・QUELL合同トークイベントレポート

二次元の世界に存在する「ツキノ芸能プロダクション」が送り出す人気ユニット「SolidS」と「QUELL」。この2つのユニットが、2025年11月2日、ベルサール高田馬場で合同トークイベント「TALK LOUNGE SQ」を開催しました。出席したのは、SolidSから江口拓也さん（篁志季役）、斉藤壮馬さん（奥井翼役）、花江夏樹さん（世良里津花役）、梅原裕一郎さん（村瀬大役）と、QUELLから武内駿輔さん（和泉柊羽役）、仲村宗悟さん（久我壱星役）、野上翔さん（久我壱流役）ら魔法のようなステージを演出。さらに、西山宏太朗さん（堀宮英知役）も映像で出演し、トークや朗読劇を通じて会場を盛り上げました。

10年前の思いを込めた朗読劇

イベントは、斉藤さんの「トークラウンジ“SQ”へようこそ」という言葉から始まり、衣装も高級ホテルのスタッフ風で、オシャレさ満点の演出が印象的でした。最初に行われた「朗読劇」では、10周年を祝う鍋パーティーがテーマとなり、出演キャストたちがQUELLの共有ルームに集まり、笑顔と共に美味しい鍋を囲む様子が描かれました。彼らはかつて行った鍋パーティーを懐かしみ、互いの成長を感じつつ、仲間としての一体感を強めました。「こうしていると1つのユニットのようにも思えてくる」と柊羽が話すと、志季が「一丸となって切磋琢磨できるのが俺たちの良いところだな」と答えるなど、温かい雰囲気が流れます。その後、突如襲いかかる眠気から目覚めると、彼らはデスゲームに巻き込まれるという、驚きの展開が待っていました。

懐かしい思い出に花が咲く

朗読劇の感想を交えながら、「10年間で一番印象に残っていること」をテーマにしたトークも行われることになりました。江口さんと武内さんは2018年の花火大会を回想し、その美しさとともに印象深い思い出を語ります。また、QUELLが単独ライブのリハ後に行った寿司屋でのエピソードでは、じゃんけん大会の結果として武内さんが支払いをすることになったユニークなシーンも再現され、笑顔を誘いました。さらに、梅原さんの酔っぱらった花江さんの「ひどい飲み会」エピソードも、会場を笑わす一幕に。二次元のキャラクターたちの行動とリアルのキャストたちの思い出は、参加者全員の心を温かくしました。

これからの「SQ」シリーズの展望

最後に、ファンからのメッセージをもとにしたお便りコーナーが設けられると、和やかな雰囲気の中、色んな質問が飛び交いました。「10年経ちましたが、今後のライブはどうしましょう？」という要望に対して、出演者たちは熱い気持ちで「ぜひやりたいです！」と応じました。具体的な予定はまだ決まっていませんが、ファンからの期待が確かに彼らに届いていることを実感した瞬間でした。イベントの結びに、江口さんが新曲のリリースを告知し、これからも「SQ」を応援してもらいたいと感謝の言葉を贈りました。

最後に、アーカイブ配信チケットが11月16日まで購入可能であり、次なる作品「SQ あの頃の僕らは」シリーズの発売も控えています。これからの展開から目が離せません。