SHIROが送る新しい価値観のポップアップストア、韓国初出店へ。

SHIROの新たな挑戦 - ポップアップストアが韓国に登場

SHIROが2025年12月11日から韓国のTHE HYUNDAI SEOULでポップアップストアをオープンします。このストアのテーマは「借りて返す、そして捨てない」。この言葉には、物を大切にするだけでなく、未来の環境保護の重要性も含まれています。SHIROは、今年4月に聖水に旗艦店をオープンした後、さらに多くの韓国のお客様とつながり、持続可能なお店づくりを進めていく予定です。

お店づくりの背景 - 土地との出会い

SHIROは、訪れる土地の歴史や文化を知ることが重要だと考え、韓国でのフィールドワークを重ねてきました。今回のポップアップストアの設計にあたっても、ロケーションとなるLOTTE WORLD MALLやTHE HYUNDAI SEOUL周辺を重点的にリサーチしました。特に感銘を受けたのは、文来洞で見た金属加工工場。そこには、限りある資源を無駄にしない職人の熱意が垣間見えました。

また、韓国の廃棄物処理システムを理解するために訪れた中間処理場でも、作業員が自ら工夫して作った待機小屋が印象的でした。廃材を適材適所に利用する知恵を見て、SHIROも「借りて返す、そして捨てない」オリジナルの店舗づくりをしようと決心しました。

廃材を活用したお店づくり

SHIROのポップアップストアは、廃棄物を資材として再利用したお店を目指しています。リサーチ中に見つけた亜木製の梱包材やパレットは、お店の中でストックボックスやカウンターに組み込まれます。また、鉄工所で出会った鋼材の端材は、型抜きされた部分も含めてディスプレイの什器に活用される予定です。さらに、特殊な塗料が入った一斗缶も再利用され、新たなお店の什器となります。

このように、SHIROは廃棄物をまったく新しい形に生まれ変わらせることで、お店の内装に役立てるのです。

お店づくりで考える「つくる責任」

ポップアップストアの内装の主な素材は廃棄物ですが、SHIROは一部で新たな資材も取り入れます。例えば、サイン制作は韓国で新しく行うことを選び、運搬のエネルギーを抑える工夫をしました。また、新たに導入された資材は、ポップアップストア終了後も別のお店で活用されることを前提に進められています。このように、SHIROは「廃棄物ゼロ」を目指して、未来を見据えた選択を続けています。