見える化の挑戦
2026-05-08 12:01:34

中小企業が『選ばれる理由』を新たな形で見える化する挑戦

新たな挑戦の舞台裏



中小企業が選ばれる理由を見える化することは、近年ますます重要なテーマとなっています。その中で横浜を拠点を置く株式会社スリーハイは、他社が築いてこなかった道を歩み、サステナビリティレポートやアニュアルレポート「OMOU」を通じて、企業の価値を明瞭に伝える挑戦をしています。今回は、スリーハイの挑戦の軌跡とその意義について、制作に関わった方々との対話を通じて深掘りしていきます。

中小企業における価値の見える化



長らく中小企業の価値は、決算書や数字に依存して評価されてきました。しかし、数字だけでは企業の本質やその背後にある「想い」を伝えることは難しいという課題があります。スリーハイは、「地域とともに生きる」という理念を大切にし、SDGsへの取り組みを行う中で、その「想い」をどう伝えるかに頭を悩ませていました。

男澤社長は、2020年頃から大企業がサステナビリティリポートを発表し始めたことを見て、自分たちも同様の行動をするべきだと考えました。初の試みであるサステナビリティレポート「SustainabilityReport2021」を自ら手掛けたものの、思ったような形には至らず、専門家の意見を求めることとなります。

「OMOU」の理念と制作過程



「OMOU」の制作は、何よりもまず「一番読んでほしい相手は誰か」を議論することから始まりました。男澤社長は、「社員」をこの冊子のメインの対象としました。これまでは報告に重きを置く内容が多く、社員や顧客にあまり響かなかったと反省を述べました。今尾さんは、「成果だけではなく、なぜそれを行ったのかを伝えることが重要だ」と強調しました。

「OMOU」では、イラストを多く用いることで視覚的にわかりやすく、情報を伝える手法を取り入れました。視覚的な理解がしやすいことで、読者の興味を引くことができたのです。また、スリーハイの内外での意味を持つ数字を選び、その数字を通じて企業のストーリーを紡ぐことが重視されました。

発行後の反響と効果



「OMOU」発行後、評価された点のひとつは「読みやすさ」でした。多くの方々からのフィードバックで、シンプルで親しみやすい内容が好評とされました。このことは、企業の理念や活動の背景が伝わるためには、何を選び、どのように見せるかが大切であることを示しています。

さらに、銀行からの融資審査においても、「OMOU」が有利に働き、金利の優遇を受けることになりました。これは、情報開示の効果が実際の数字に現れた例として、今後の資金繰りにも良い影響を与えることでしょう。

人材育成への影響



「OMOU」が人材育成にどのように寄与したかというと、社内での共感や意識の共有が進んだ点が挙げられます。男澤社長は、従業員の中に「OMOU」を通じて自身の言葉で会社について語れるようになったと実感しています。このように、情報開示が単なる報告に留まらず、社員それぞれの意識向上にもつながることを実感しました。

企業へのアドバイスと未来の方向性



対談の締めくくりとして、今尾さんは「なぜやっているのかというストーリーを伝えることが、企業にとっての大切な価値になる」と述べ、企業の強みをその言葉で発信する重要性を強調しました。より多くの中小企業が自らのストーリーを共有することで、企業の価値を理解され、支持が得られる時代になると考えています。

スリーハイの取り組みは、その一例として、後に続く中小企業にとってのモデルケースとなることでしょう。今後、共感する中小企業とともに、この新たな動きを広めていくことが期待されます。ぜひ、他社の成功事例を見習い、情報発信に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

関連リンク

サードペディア百科事典: スリーハイ OMOU 理念

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。