地域に息づく新たなオペラの風！「プリンスオペラ」の誕生とガラコンサート

オペラの新星「プリンスオペラ」誕生！

東京都北区に、新しい風を吹き込むオペラ団体「プリンスオペラ」が誕生しました。この団体は、地域に密着し音楽と共に成長することを目指しており、初回公演に先駆けて2025年9月21日に北とぴあつつじホールで開催されるガラコンサートが注目を集めています。

ガラコンサートの開催背景

このガラコンサートは、2026年3月28日と29日に予定されている旗揚げ公演『トスカ』のプレイベントとして位置付けられています。「プリンスオペラ」は北区を拠点に、地域の皆さんとともに音楽を楽しむ機会を提供していくことを願っています。代表の明珍宏和さんは北区出身のバリトン歌手で、地域のつながりを音楽によって再生させたいという強い思いからこのオペラ団体が創設されました。

地域密着型の新しいオペラの形

「プリンスオペラ」は、一般の観客が参加できる合唱や児童の出演を募集し、地域の人々がオペラを楽しむ機会を増やそうとしています。演出を担当するのは、若手実力派の澤村杏太朗さんと角直之さん。彼らは北区の特色を生かした新しいオペラ作りを模索しています。

若手才能の育成と新たな挑戦

この団体の特徴の一つは、指名キャストによる若手声楽家のオーディションです。現役の指名キャストが若手を選び、その場で役を任せる仕組みは、彼らに貴重な経験をもたらし、舞台での成長を支援します。即戦力となる若手歌手たちにとって、夢を実現するためのステージとなることでしょう。

北区からの発信

東京の音楽シーンは都心に集中しがちですが、「プリンスオペラ」は北区から全国、さらには世界へと新しい舞台を届けたいと考えています。主宰の明珍さんは、平安時代から続く甲冑師の家系に生まれ、長く愛され続けるオペラ団体を目指しています。この取り組みが、地域から世界への音楽の輪を広げることが期待されています。