地域活性化に向けた新たな挑戦、伊予の「iProject!」
愛媛県伊予市が注目を集めています。この地域では、伊予農業高校と松山大学、さらに民間事業者がタッグを組み、地域特産品を活用した活性化事業「iProject!」が進行中です。本プロジェクトは、市制20周年を記念に始まり、地域の特産品、特に大根を主なテーマにしたものです。
iProject!とは?
「iProject!」は、伊予農業高校の生活科学科、松山大学の社会連携室、そして伊予市が連携して展開する民公学連携事業です。目的は、次世代の社会を担う人材の健全な育成と、伊予市及びその周辺地域の魅力的な発展に寄与すること。各自が持つ知識や技術を持ち寄り、相互理解を深めることで、参加者全員が新たな価値を創造しています。
郷土の偉人、佐伯矩博士の精神を受け継ぐ
伊予市は郷土の偉人である佐伯矩博士にちなんだ取り組みも行っています。佐伯博士は大根から消化酵素「ジアスターゼ」を発見したことで知られ、その偉業を称える意味で、iProject!でも“大根”をテーマにしたオリジナルメニューを開発することに挑戦しました。
大学生と高校生のコラボレーション
このプロジェクトでは、まず伊予農業高校の生徒がレシピを開発し、続いて松山大学の学生が、消費者目線でそのレシピをブラッシュアップしました。通常の授業では味わえない貴重な経験が、彼らに豊かな学びを与えています。
最終提案成果発表会
この度、地域の民間事業者を招いて、成果発表会を開催する運びとなりました。高校生と大学生は、開発したメニューを実際にプレゼンテーションし、試食を通じて意見をいただく場です。特に注目のメニューは、
という新たな創作料理です。これらのメニューは、地元の人々に愛されることを目指し、地域の特産品の魅力を広めることを目的としています。
取り組みの意義
このようなプロジェクトを通じて、若い世代が地域の特産品の大切さや、地域文化への愛着を深める場を提供することは、未来の地域リーダーを育成するための重要なステップです。また、女子生徒が大根を用いたメニューを提案する姿勢は、今後の食文化への新たな視点をもたらすことが期待されています。地域の特産品を生かした新しい商品開発は、地元経済の活性化にも寄与するとともに、地域全体の魅力を高めることに繋がります。
作品は、令和7年10月28日(火)15:00から15:50まで、伊予農業高校の調理室で発表されます。興味のある方々は、ぜひ会場に足を運んでみてください。若き才能たちの挑戦の成果を、共に見届けましょう!