立川の文化が息づくホールで開催される「第1回 たちかわの第九」の魅力
市民団体「Raise the STREAM」が主催する音楽イベント、「第1回 たちかわの第九」が2025年12月22日に立川の「たましんRISURUホール」で開催される。このイベントは、映画『ベートーヴェン捏造』に参加したアマチュアオーケストラ「Musica Promenade」が中心となっており、地域住民の間で気軽にオーケストラを楽しむ機会を提供するものである。
地域を超えた音楽の力
「Musica Promenade」は、何よりも「楽しく上手く」をモットーに活動しているアマチュアオーケストラ。年齢や職業を超えた約100名のメンバーが集まり、一緒に演奏したり歌ったりすることで、音楽の楽しさを分かち合っています。参加者には小学生から80代のお年寄りまで幅広い世代が含まれており、音楽が世代を超えて人々をつなぐ力を持つことを証明している。
このイベントの目玉は、誰もが耳にしたことのあるベートーヴェンの『交響曲第九番』の演奏であり、富士山のような壮大な第四楽章が楽しめることだ。また、人気バンドRADWIMPSの『正解』も取り入れられ、クラシックに不慣れな方々でも親しみやすい内容となっている。
参加者のコメント
指揮者の瓦田尚氏は、「市民が気軽に参加できる第九。しかし、ただの参加ではなく、皆で力を合わせて一つの音楽を作り出すことが目標です。初めて挑戦する人や親子三世代での参加者が多く、年末の新たな風物詩として定着させたい」と語っている。音楽を通じて地域の結束が強まることを期待しており、聴衆がこの感動の輪に加わることを願っている。
開催概要
「第1回 たちかわの第九」は、以下の詳細で開催される。
- - 日時:2025年12月22日(月)18:00開演(17:30開場)
- - 場所:たましんRISURUホール大ホール(東京都立川市錦町3丁目3-20)
- - 曲目:
- オッフェンバック/喜歌劇「天国と地獄」より序曲
- レハール/喜歌劇「メリー・ウィドウ」より≪ヴィリアの歌≫
- ビゼー/歌劇「カルメン」より≪ハバネラ≫、≪闘牛士の歌≫
- プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」より≪誰も寝てはならぬ≫
- 野田洋次郎(RADWIMPS)/正解
- ベートーヴェン/交響曲第九番より第四楽章
- オーケストラ:Musica Promenade
- 合唱:たちかわ第九合唱団
- 指揮:瓦田 尚
- ソプラノ:山﨑 陶子
- アルト:樺山 晴子
- テノール:森谷 健太郎
- バリトン:成田 裕
入場料は大人が1,000円、高校生以下は無料。チケットは「たましんRISURUホール」や「泰明堂」で購入可能で、地域の人々に広く呼びかけている。
未来へつながる音楽の旅
このイベントを通じて、音楽が持つ力を再認識する機会となるだろう。町の人々が集い、共に楽しむ音楽の輪は、聴衆を超えて演奏者にも感動を与え、これからの毎年恒例のイベントへとつながっていくのだ。史上初の「たちかわの第九」は、立川の文化を盛り上げる新たな挑戦と、多世代が交流する場として期待されている。立川の冬を彩る音楽イベント、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。