ニコール・キッドマンが「ウーマン・イン・モーション」アワード受賞
2025年5月18日、第78回カンヌ国際映画祭で行われた「ウーマン・イン・モーション」ディナーで、ニコール・キッドマンが名誉ある「ウーマン・イン・モーション」アワードを受賞しました。この贈賞式には、ケリングのCEOフランソワ=アンリ・ピノーや、カンヌ映画祭のイリス・ノブロック、ティエリー・フレモーが出席し、映画界の女性たちを称える重要な場となりました。
受賞のスピーチでニコールは、女性たちの声が持つ影響力について力強く語りました。「私たちは、世界をより良い方向に導く力を持っている。私たちの心、魂、そして“女性であること”の本当の意味を伝えることが大切です」と、今後の女性の活躍への期待を表現しました。このメッセージは、特に多くの女性たちにとっての励みとなるでしょう。
10周年を迎えた「ウーマン・イン・モーション」
本年度は「ウーマン・イン・モーション」が設立から10周年を迎えたことを祝うイベントでもあり、多くの著名ゲストが参加しました。女優のシャルロット・ゲンズブールやダコタ・ジョンソン、さらにはサルマ・ハエックやジュリアン・ムーアなど、映画界の重鎮が一堂に会しました。このプログラムは、芸術や文化の分野における女性の地位向上を目的としており、受賞者たちが新しい才能を表彰する機会を提供しています。
また、ブラジル出身の映画監督マリアンナ・ブレナンドは、「ウーマン・イン・モーション」エマージング・タレント・アワードも受賞し、新たな女性クリエイターを称える場としての意義を持っています。
イベントの最後には、フランスのシンガーソングライタークララ・ルチアーニがパフォーマンスを披露し、その美しい音楽が会場を包み込むひと時となりました。彼女の歌声も多くの人々に感動を与え、文化活動への女性たちの貢献が改めて強調されました。
クリエイティビティと女性の力
ケリングは「ウーマン・イン・モーション」の取り組みを通じて、女性の力を引き出し、クリエイティブな業界での不平等を解消することを目指しています。2015年に開始されたこのプログラムは、映画だけでなく、アートや音楽など多分野へと活動を拡大しており、クリエイティビティが変革を生む力であることを示しています。その信念のもと、今後も創造的なラグジュアリーブランドを世界に送り出していくでしょう。
このイベントを通じて、ニコール・キッドマンのような女性たちが示すリーダーシップと情熱が、他の女性クリエイターたちにとってのインスピレーションとなることが期待されます。女性たちの声が集結することで、より多くの可能性が広がり、映画業界を含めたさまざまな分野での新たな才能が輝く時代が訪れるのです。これからの10年が、女性たちの力強い活躍を目指す重要な時間であることを願ってやみません。