宇宙でのリラクゼーション体験！新しい香るアイマスクの革新

株式会社IRiS Tokyoが開発した、“香るカプセル”アイマスクが国際宇宙ステーション（ISS）に搭載されることが決定しました。この製品は、天然香料を使用し、特別に設計された高密封カプセルに収められたブレンドオイルから放たれる香りが特徴です。宇宙飛行士が宇宙空間で直面する睡眠の課題を解決するために、香りと温熱の両方を兼ね備えた新しいリラクゼーション体験を提供することを目指しています。

香りと温熱の融合

このアイマスクは、香りが大地や森林の要素をイメージして設計されています。ヒノキやフランキンセンス、ラベンダー、ベイリーフなど、8種類の天然精油がブレンドされています。これにより、宇宙空間にいる間も地球の自然を思い出させる穏やかな香りが広がります。さらに、吸湿発熱素材である「Nウォーム」が使用されており、温かみのある心地良い入眠体験を実現します。

このアイマスクは、早ければ2025年の夏に日本人クルーによって使用される予定です。宇宙から地上への新しいリラクゼーションの形が期待されます。

プロジェクトの背景

この革新的なアイマスクは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）の「きぼう」有償利用制度を通じて実現しました。IRiS Tokyo、株式会社ニトリ、三生医薬株式会社の3社が連携し、宇宙における「質の高い生活」というテーマのもと、香りと温もりで作る新たな入眠体験の開発に取り組んでいます。

安全性と耐久性への挑戦

宇宙で使用する製品は非常に高い安全性と耐久性が求められます。このアイマスクは、揮発性の高い香料を安全に使用するための構造検証や素材選定が徹底的に行われ、JAXAの厳しい審査をクリアしました。今回のミッションにおいて、初めて香りを封入したカプセルを宇宙空間で使用することが決定したことは大きな前進と言えるでしょう。

今後の展望

IRiS Tokyoは、香りの設計から製品開発まで一貫して手がけ、生活者の心身のウェルビーイング向上を目指しています。地上でもストレスや睡眠に関する課題に積極的に取り組みながら、魅力的な香りの製品を追求し、多様な企業と連携し新しい価値の創出を目指しています。

宇宙での生活が進化する中、私たちの日常も少し特別になることが期待されます。これからも香りの力での新たな挑戦をお楽しみにしてください。