関西で台湾の味を
2025-07-24 16:24:19

2025関西国際食品展で台湾の農水産物の魅力が発信される

2025関西国際食品展で台湾農水産物が際立つ



2025年7月23日から25日にかけて開催される「2025関西国際食品展(Kansai Food Expo 2025)」で、台湾農業部が選りすぐりの企業14社とともに「台湾農水産物パビリオン」を設け、注目を集めています。これは、関西万博の開催に合わせた重要なイベントです。

開幕式には、京都市、大阪市、神戸市の市議会議員や、京都中央卸売市場の幹部らが出席し、台湾の魅力を伝える料理の調理体験も行われました。特に、「からすみおにぎり」と「にんじんミルク」を組み合わせた“山海定食”は参加者から好評を得ました。

台湾農業部の蕭柊瓊司長はこの場で、台湾の農産品の優れた品質と安全性に触れつつ、関西地域でのさらなる市場開拓を目指す意欲を語りました。彼は、台湾の農業の国際競争力の高さを強調し、昨年の輸出実績が好調であったことも述べました。

台湾農産品の中でも特筆すべきは、グローバル市場での進出です。たとえば、2024年には台湾産パイナップルがニュージーランドに上陸し、レッドドラゴンフルーツや台湾ハタ(龍虎斑)も日本市場にて取り扱われます。今年から2025年にはフィリピンやシンガポールへの豚肉製品輸出が本格化します。

また、台湾のブランド「農村好物」は、日本のラーメンチェーン「味千ラーメン」と協力し、台湾商品を取り入れたメニューを展開。2025年には、「台湾・日本風味コンボ定食」を発表し、台湾の魯肉飯と日本のラーメンを組み合わせた新たなメニューが消費者から好評を受けています。

今回のパビリオンでは、米や生鮮、冷凍野菜果実だけでなく、ジュースやドライフルーツ、有機食品、水産加工品などが揃い、台湾が誇る食品の品質管理と研究開発力をアピールしました。ブースは「海と大地からの美味しい贈り物」をテーマに、現代農業の革新性と台湾の自然の魅力を融合させたデザインで、多くの来場者を惹きつけました。

また、台湾では「生産履歴制度」によって、農産物がどのように生産されているかを消費者に明示し、安全性を強調しています。これにより、海外市場でも安心して購入できる台湾農産品の信頼性が高まっています。

日本市場は台湾農業にとって非常に重要であり、特に関西地域は今後の成長が期待されるエリアです。農業部は今後も台湾企業との連携を強化し、貿易協力を一層深めていく方針です。

2025関西食品展では、台湾の革新たる農業の魅力が広がり、その可能性を感じられる機会となっています。これは、食品業界の新たなトレンドを生み出すきっかけになることでしょう。


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