猛暑対策に必須！熱中症予防とエアコン活用法の実態調査

近年、日本の夏は年々厳しさを増しており、特に6月からの熱中症搬送者数が増加しています。総務省の調査によれば、今年の6月は7235人が熱中症で搬送され、昨年よりも更に増加する見込みです。気象庁のデータによると、2024年の夏は過去最高の気温に達する可能性があり、私たちの健康を脅かす危険因子が増えています。

熱中症対策の意識

パナソニック株式会社が行った調査では、熱中症対策を意識している人が増えていることがわかりました。特に33%が「何も対策をしていない」と回答しました。一方で、46%は7月以降に対策を始めるとする意見がありました。このデータからもわかるように、多くの人が危機感を持ち始めていますが、実際には行動に移せていない現状があります。

梅雨型熱中症を知っていますか？

特に注意が必要なのが「梅雨型熱中症」です。湿度が高く、気温がそれほど高くなくても発症する可能性があります。皮膚の汗が蒸発しにくい梅雨時期は、体温が下がりにくく、熱中症に陥りやすくなります。しかし、言葉を知っている人でも、その認知度は低いのが現状です。調査によれば、「梅雨型熱中症」を理解している人はわずか13%しかいませんでした。

エアコンの使用状況

自宅で自分や家族が「熱中症かもしれない」と感じた経験がある人は51%ですが、そのときにエアコンを使用していなかった人は44%に上ります。理由としては「電気代がかかるから」という意見が最も多く、36%の人がこの理由を挙げています。実際にエアコンを使わないことで、体調を崩す危険性が高まることも理解しておく必要があります。

エアコン活用のポイント

エアコンの利用は熱中症対策に不可欠です。パナソニックの調査では、特に「自動運転」がエアコンの最も効率的な使い方として推奨されています。自動運転機能は、室内の温度や湿度をセンサーで見極め、必要に応じて自動で調整します。この機能を活用することで、無駄な電力を使わずに快適な環境を維持することができます。さらに、設定温度を28℃以下または湿度70%以下に保つことが望ましいでしょう。