二重埋没法における医師の経験が合併症に与える影響
2025年7月、TCB東京中央美容外科の橋本晋太朗医師を含む研究チームが発表した論文が、国際的な美容外科学術誌「Archives of Aesthetic Plastic Surgery」に掲載されました。この研究では、二重埋没法における執刀医の熟練度が術後合併症の発生率にどのような影響を与えるかを探りました。
研究の背景
経結膜的埋没式重瞼術(TCB)は、皮膚に切開を加えず、低侵襲な手技で行えるため、多くの支持を受けています。この手術は、傷が残ることなく、継続的な二重まぶたの形成を可能にします。近年、TCBはその利便性から一般的な手術方法として広まりましたが、その成功には施術を行う医師の熟練度が重要であると考えられています。
研究方法
本研究では、TCBを施行した200症例をEvaluateし、施術が行われた時期によって初期群(最初の100症例)と後期群(次の100症例)に分類しました。各群の臨床的特徴や術後の合併症について詳細に分析が行われました。
研究結果
結果として、初期群の術後合併症発生率は13%であったのに対し、後期群では3%と大幅に低下しました(P=0.017)。さらに、術後1ヶ月以内の主観的合併症についても後期群が有意に少なかったとのことです。この結果は、医師が得た経験がTCBにおける術後のトラブルを減少させることを示しています。特に後期群では、術後の腫脹(はれ)、角膜刺激、重瞼線の消失といった問題が一切見られませんでした。
結論
この研究の結果は、施術を行う医師の技術や経験が二重埋没法の成功において極めて重要であることを裏付けています。データに基づく治療アプローチは、術者の技術習得を促進し、より安全で効果的な治療を提供するための価値ある指針となるでしょう。患者にとって、高度な技術を持つ医師のもとで術を受けることがいかに重要かを再認識できる研究です。
TCBクリニックについて
TCB東京中央美容外科は全国に104院を展開し、多様な美容医療を提供しています。「キレイを幸せに」という理念のもと、患者一人ひとりに最適なプランを提案しています。美容医療に関する最新の研究や、専門的な治療法を通じて、患者の理想の実現に努めています。
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