タカラベルモントが日本顔学会で二冠達成！美容の未来に迫る研究成果とは

タカラベルモントが日本顔学会で2冠に輝く

2025年11月1日から2日にかけて開催された「第30回日本顔学会大会」において、タカラベルモントが名誉あるオーディエンス賞と阿部賞を受賞しました。この受賞はタカラベルモントにとって初の快挙で、当社が発表した中で過去最多の3題が公表されました。この成功は、美容と科学が交錯する新たな地平を切り開く一助となるでしょう。

研究テーマと受賞内容

受賞した発表は以下の3つです。

1. オーディエンス賞: `ECILAフィールドテストから見えた顔学的知見`
講演者: 井上直子ら
本研究では、当社の顔診断機能を搭載したデバイス「ECILA」を使用し、10歳から79歳の女性6501名の顔データを分析。年代ごとに顔の印象の移り変わりを定量的に示し、顔パーツの特徴を明らかにしました。

2. 阿部賞: `相同モデル化技術を用いた顔貌の加齢変化の男女特徴解析と魅力的な笑顔の評価検討`
講演者: 森田彩ら
笑顔の種類ごとに表情筋の使い分けを視覚化した本研究は、表情の動きを定量的に示す新たな技術を開発しました。男女の顔立ちの特徴の違いや、年齢に応じた笑顔の質の変化を分析しました。

3. ポスター発表: `好みの組み合わせ傾向に基づくパーソナライズヘアスタイル推薦手法の提案`
講演者: 大川源登ら
ヘアスタイルの選定において重視される要素を学習したAIを用い、特に女性向けにカスタマイズされた推薦手法を発表しました。

ECILAとその重要性

「ECILA」はタカラベルモントが開発したAI搭載のサロン向けスマートデバイスミラーです。68点の顔特徴を分析し、個々の好みに合ったヘアスタイル提案を行う機能を持っています。2023年10月に発売され、既に全国で1万9千回以上の顔診断が行われ、その利用者から高い評価を受けています。

井上直子は、研究結果について「このデータをもとに、今後も美容アドバイスを行い、時代とともに変化する顔の特徴に基づく提案を進めていきたい」と語ります。その信念が新しい美容のスタイルを生み出す礎となるでしょう。

顔の様々な要素を理解する

森田彩は、彼女が受賞した研究において「表情筋の動きを定量評価することで、絵画やアニメーションなど他の分野でも活用できる可能性が広がる」と述べています。特に笑顔に注目することで、加齢による顔の変化や笑顔の質の向上に役立てられます。

結論

タカラベルモントが日本顔学会で収めた成果は、単なる受賞にとどまらず、未来の美容科学に向けた重要な一歩となるでしょう。顔学の研究が進むことで、私たちの美しさに対する理解が深まり、より良いサービスの提供や、個々に合った美容アプローチが期待されます。タカラベルモントの今後の取り組みにも是非ご注目ください。