日華化学が受賞
2025-10-30 11:00:23

日華化学、スカルプケア技術が国家賞を受賞し新たな育毛へ

日華化学、革新的なスカルプケア技術が栄誉を受賞



この度、日華化学株式会社が、公益社団法人発明協会が主催する「令和7年度近畿地方発明表彰」において特別な栄誉である「日本弁理士会会長賞」を受賞しました。この賞は、日華化学と国立研究開発法人理化学研究所との共同発明である「育毛効果を有する頭皮頭髪用化粧料」が認められた結果です。高い技術的な独創性と社会的貢献度が評価されたことが、この受賞につながりました。

受賞の内容


代表者として、日華化学の代表取締役社長である江守康昌氏が実施功績賞も受賞しました。この表彰式は、11月13日に和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で行われる予定です。受賞した化粧料は、特に毛髪の成長を促進する成分であり、特許番号は第7323143号です。

技術の内容と特長


本発明は、エゴマ油をはじめとする油溶性成分と、ルイボス抽出物などの水溶性成分を効果的に組み合わせることで新たな頭皮用化粧料を開発しました。この製品は、毛髪成長因子であるFGF-7の生成を促進することが実証されています。独自のアプローチにより、頭皮と毛髪に良い影響を与える特性を兼ね備えているのが特徴です。

具体的には、皮下組織と毛包組織に着目し、それぞれの成分が持つ性質を活かしながら、安定的に溶解することに成功しました。このプロセスにより、細胞毒性を示さず、高い育毛効果を相乗的に引き出すことができています。

実績と成果


特に450名を対象とした3カ月間の使用試験では、目に見える効果として、毛髪の抜け毛が減少し、平均毛径が増加したことが確認され、性別や年齢を問わずスカルプケアの有効性が示されました。この結果は、広い層の利用者に対する革新性を示しており、日華化学が健康意識を高める商品へ向けた期待が寄せられています。

今後の展望


日華化学は、「INNOVATION25」における中期経営計画に基づき、EHD(Environment/Health/Digital)戦略の「Health」分野にも力を入れています。科学に基づいた育毛アプローチを確立したことにより、今後はさらなる商品開発や研究を進め、髪の健康と美を追求していく方針です。将来のスカルプケア商品や美髪再生技術の開発に力を入れることで、多くの人々の日常生活の質(QOL)の向上にも貢献していく所存です。

近畿地方発明表彰とは


なお、近畿地方発明表彰は、公益社団法人発明協会が大正10年に始めた長い歴史を持つ表彰事業です。全国を8ブロックに分け、地域での優れた発明やその実施化に貢献した方々を称えるイベントです。

日華化学の革新的な技術とその受賞により、育毛やスカルプケアの重要性がより一層広まることが期待されます。


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