紀州漆器の挑戦
2025-05-28 11:12:24

紀州漆器の美が世界に届く!山家漆器店の挑戦と未来

思わず美しさに魅了される紀州漆器



和歌山県海南市に位置する株式会社山家漆器店は、伝統的な技術と現代的なデザインを融合させた紀州漆器の新ブランド「SHIKI-ORIORI しきおりおり」を発表しました。2025年4月、イタリア・ミラノで開催された「ミラノデザインウィーク2025」にて行われたコラボイベント「四季折々- Seasonal Beauty-」では、山家漆器店が製作する美しい漆器が世界にお披露目されました。このイベントは、日本の風土と文化を色濃く反映した製品を通じて、国際的なデザイン界における新たなガイドラインを示しています。

山家漆器店は、紀州漆器を代表するブランドとして、和歌山の四季を象徴する「白」をテーマにした製品を展開し、文化的な背景に配慮した製品作りを行っています。紀州漆器の優れた技術は、室町時代からの長い歴史を持ち、そのルーツは供え物を運ぶ道具として始まりました。現在では、その美しさを活かしておもてなしの場へも深く関わっています。

ミラノデザインウィーク2025での大成功



ミラノデザインウィーク2025では、和歌山の一流の懐石料理店「Ristorante HAZAMA」とのコラボレーションにより、紀州漆器の魅力を世界に発信しました。特に、挾間敏シェフが提供する特別ディナーメニューは、漆器の美しさと季節の旬の食材の絶妙なハーモニーを披露し、来場者から高い評価を得ました。漆器の繊細な質感は、料理の美しさを一層引き立て、「紀州蒔地」や「根来塗り」といった伝統的な技法が現代的なデザインに融合し、来る人々の目を引きました。

また、今回のイベントでは、食を通じたコミュニケーションが重要なテーマでした。料理が配膳される瞬間、そしてその後の幸福な笑顔から、物と人との繋がりを見出し、「モノ」と「ヒト」の関係に新たな視点を加えました。

大阪・関西万博での販売開始



2025年6月には、大阪・関西万博内で開催される「日本工芸産地博覧会2025」で「SHIKI-ORIORI しきおりおり」の販売が予定されています。このイベントでは、全国から20社の職人が集結し、日本の伝統工芸を再発見する機会が提供されます。山家漆器店は、紀州漆器の美しさを広め、多くの人々にその魅力を伝える重要な役割を果たします。

オンラインショップでも新たに販売



山家漆器店の自社オンラインショップも2025年の春にリニューアルし、6月中旬からは「SHIKI-ORIORI しきおりおり」シリーズが購入可能になります。これにより、全国のお客様が自宅で紀州漆器を楽しむことができ、さらに多くの人々にその美しさを届けることができるでしょう。

山家漆器店のビジョン



美しいものを作り続けている山家漆器店は、創業以来の伝統的な技術と現代的な感性を融合させ、漆器の新たな可能性を開いています。特に、四代目の山家優一氏は、紀州漆器の価値を広めることから始め、一人でも多くの人に漆器の魅力を伝える努力を続けています。それにより、漆器の使用を生活の一部として楽しむ文化が根付くことを願っています。

私たちは、これからも紀州漆器の美しさを通じて、心豊かな暮らしを提供していきます。自社のオンラインショップやさまざまなイベントを通じて、漆器の新たな魅力を発信し続けるのです。漆器は、私たちの生活をより豊かに、より楽しいものにする可能性を秘めています。


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