医療アートメイクが支える新しい外見の再生
外見が傷つくことは、身体的な健康だけでなく、心理的な側面にも大きな影響を及ぼします。特に手術後や外的要因によって残る傷跡は、患者の生活の質(QOL)に深刻な影響を与えることがあります。そこで重要になってくるのが、「アピアランスケア」と呼ばれる外見への総合的なサポートです。最近では、がん治療や外科手術後のケアにおいて、このアピアランスケアに対する関心が高まっています。
医療アートメイクの役割
株式会社NMT Japanが運営する
BMCクリニック南青山では、医療アートメイク技術を活用し、傷跡や外見の回復を目指す「色素形成外来」を展開しています。この外来では、2つの先進的な技術、
パラメディカルピグメンテーション®と
スキンリジュビネーション®を用いることで、形成外科治療を補完し、患者の外見を整える治療が行われています。これらの技術は、ただの美容的アプローチではなく、アピアランスケアの一環としての医学的支援を提供します。
パラメディカルピグメンテーション®とスキンリジュビネーション®の詳細
- - パラメディカルピグメンテーション®は、色素を用いることで、周囲の肌と調和した色合いを再現し、視覚的に瘢痕を目立たなくする施術です。この手法は、色調補整のみならず、患者の心の負担軽減にも寄与します。
- - スキンリジュビネーション®は、微細な針を用いて瘢痕組織に微小損傷を与え、血流やコラーゲンの再構築を促進する技術で、瘢痕が周囲の皮膚と馴染む方向へと変化を促します。このアプローチは、外見を整えるだけでなく、体の機能的な回復にも役立ちます。
心理的な効果と社会的復帰
傷跡が心理的な要因や社会生活に及ぼす影響は計り知れません。見た目の改善は、自己同一性の回復をサポートし、患者が社会に戻る際の手助けとなります。心理的な回復は、結果的に生活の質の向上にもつながります。
「傷跡を消すのではなく、馴染ませる。その違いが、心の再生につながるのです。」とBMCクリニック南青山の院長、三宅妙子さんは語ります。この言葉が示す通り、医療アートメイクは単なる美容や見た目だけの問題ではなく、患者の人生を豊かにするための重要な要素であることが理解できます。
一貫した医療体制
BMCクリニックの最大の特徴は、形成外科と医療アートメイクが一つの施設内で行えることです。この体制により、患者は複数の医療機関を訪れる必要がなく、同じ医師や看護師が継続的にサポートします。これにより、治療の質と安全性が高まることが期待されます。
今後の可能性
今後、BMCクリニック南青山は、乳輪乳頭再建をはじめ様々な領域で医療機関との連携を進め、パラメディカルアートメイクがアピアランスケアとして広く浸透することを目指します。技術の向上と共に、より多くの患者が心理的、社会的に満足できる生活を取り戻せるような支援が期待されます。医療とアートメイクが連携する将来が、再建医療を新たなステージへと導くでしょう。