GINORI 1735の新たな息吹とデザインの魅力
イタリアの名門ブランド、GINORI 1735が、名高いデザイナー、ジオ・ポンティを讃える特別な瞬間を迎えました。第63回ミラノ サローネで発表されたのは、Catene(カテーネ)コレクションとLabirinto(ラビリント)コレクションの新色。これらの作品は、ポンティの時代を超えた美の基盤をもとに、現代のインテリアスタイルを彩ります。
ミラノの街は、ジオ・ポンティが手掛けたエレガントな建築物やデザインオブジェで溢れ、その独自のスタイルは多くの人々に影響を与え続けています。ポンティの独創的な美的センスと、彼が発展させたモダニズムの流れが、GINORI 1735の新たなコレクションにも色濃く反映されているのです。
ジオ・ポンティとGINORI 1735の結びつき
ジオ・ポンティは1923年から1933年まで、GINORI 1735のアートディレクションを担当。今後、2025年のミラノ デザイン ウィークでは、この期間に生まれた数々のクリエイティブなアイデアに敬意を表するイベントが開催予定です。ポンティの想いが込められた作品群は、今もなお多くの人々の心を掴んで離しません。
新たに発表されたカテーネとラビリントは、GINORI 1735を象徴するデザインであり、それぞれが異なる美しさを持ちながらも、一つの視覚的ハーモニーを生み出しています。特に、温かみのある新色「エーバノ」と「カシミヤ」は、洗練された印象を与え、どんな空間にもフィットするクラシックな魅力があります。
デザインの魅力
カテーネコレクションは、そのシンプルさが際立ちつつ、流れるような形状で観る者を魅了します。色の輪郭が、磁器の中に繊細に貫通し、すてきな装飾を生み出しています。対してラビリントは、複雑な色と光の迷路を直線的なデザインに落とし込み、動きのある楽しい雰囲気を演出しています。このようなデザインは、見る者を魅了し、また楽しませる力を秘めています。
ポンティのデザインにおける真髄は、未来の要素を過去に融合させることにあります。そのため、カテーネとラビリントは、古代と現代が溶け合い、常に新しい発見をもたらします。このコレクションのアイテムは、ただのインテリアアイテムではなく、アートそのものとしても楽しめるものとなっています。
GINORI ARTEの特別アイテム
さらに、GINORI 1735は、ジオ・ポンティとの強い絆を祝うために、特別なコレクション「GINORI ARTE」を展開。このコレクションには番号入りのエディションが含まれており、Catena di Chiavi(カテーナ ディ キアーヴィ)や、Esorcismo(エゾルチズモ)、Amore degli Angeli(アモーレ デッリ アンジェリ)などの作品が復刻されました。これらは、金で描かれた美しい図形と夢のようなデザインで、見る者を願望の世界へと誘います。
GINORI 1735の未来
GINORI 1735は、約300年の歴史を誇り、真の磁器及びデザインの完璧さを追求し続けてきました。このブランドのアイコンである王冠は、卓越したクラフトマンシップと芸術の融合を象徴しています。現在、ファッションやアート、建築などの分野で活躍するクリエイターたちとのコラボレーションを行い、伝統と革新が見事に調和する製品を展開しています。
GINORI 1735は、フィレンツェやミラノの店舗を通じて、国内外の顧客に愛され続けており、今後もその魅力を広げていくことでしょう。洗練されたデザインと芸術的表現を通して、私たちの生活に新たな価値を与えてくれるGINORI 1735に、今後も目が離せません。